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新しい先生
【森田サイド】
~医局~
森田「あれ、市村先生まだ仕事してたの?」
市村「お疲れ様です。明日悠太の排尿コントロールしようと思ってて少し文献を調べてました。さすがにもう帰りますけど笑。」
森田「相変わらず真面目だね、残業は身体に悪いから早く帰って休んだ方がいいよ」
市村「ははは、さすがに残業が常態化してるわけではないので大丈夫ですよ笑。ありがとうございます。
あの、質問してもいいですか?」
森田「うん」
市村「排尿コントロールの時どのタイプの貞操帯使ってますか?」
森田「初めての子ならソフトタイプ、2回目以降の言うこと聞かない子は尿導カテーテル付き。それでもコントロール付かない子はハードタイプかソフトタイプ+エネ挿れて放置かな」
市村「最後の『放置かな』っていうのが森田先生っぽいですね笑。」
森田「そう?笑
……先生さ、来年フリーやる?」
市村「興味はありますけど、フリーの仕事量捌く自信ないです笑」
森田「案外捌けるもんだよ。フリーだと幅広い症例経験できるから楽しいと思うけど」
市村「なるほどたしかに。前向きに考えておきます」
♪~♪~♪~
森田「はい、森田です」
看護師「元君悪寒してて酸素下がって来ました」
森田「じゃあ酸素2リットルで始めて」
看護師「分かりました」
市村「急変ですか?手伝いますよ」
森田「元がまた熱上がってきただけだから大丈夫、ありがとう。様子見てくる。先生お疲れ様」
市村「お先に失礼します」
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ナースステーションへ入ると夜勤の看護師達が元の部屋に集まっていた。
森田「酸素上がってきた?」
看護師「酸素安定しました」
熱38.5℃か、まだまだ上がるな。
森田「まだ寒い?」
元「さむい…全身痛い…」
森田「薬の効果出てきてるみたいだから頑張って耐えて」
元「はぁ…はぁ…痛み止めほしいです」
森田「もう少し熱上がりきったらね」
眉間にシワを寄せて身の置き所がないのか、腰の位置をズラしては戻しを繰り返している元
可哀想だけどここで一気にホルモン値を上げるためにポンプの陰圧時間を少し長めに設定を変え、電気刺激を1段階上げた。
元「あゔぁぁ///」
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