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異変??
【勇人サイド】
翌日……
やっぱり全身筋肉痛になった……関節もギシギシして痛いし……
治療のたびに筋肉痛なるの嫌だな……
悠太「おはよう!朝ごはん行こう!」
勇人「おはよう、、、なんか食欲ないんだよね」
悠太「顔いつもに増して白いよ??大丈夫?」
勇人「うん……」
悠太「看護師さんに言ってきてあげるよ」
勇人「あんまり眠れなかったから怠いんだと思うから大丈夫だよ。ありがとう」
・
・
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はぁ……なんか久しぶりに体調悪いな
森田「勇人おはよう」
え??森田先生
勇人「…おはようございます…」
森田「食欲ないんだって?」
勇人「…はぃ……」
なんで知ってるんだ。
森田「熱測った?」
勇人「測ってないです…」
森田先生に体温計を脇に挟んでもらい熱を測り、その間の沈黙が気まづくて話かけてみた
勇人「なんで食欲ない事知ってるんですか?」
森田「悠太が看護師に話してる声が聞こえたから」
なるほど……
ピピピピ
森田「38.5℃」
え!!
森田「睾丸触らせて」
熱があるとわかったら急に具合が悪くなってきてしまい、身体を動かすのもやっとで、森田先生がパンツを下げるのを手伝ってくれた。
軽く足を開かされて、睾丸や足の付け根を触られた。
森田「睾丸異常ないね。」
パンツとズボンを履かせてくれ、布団を足までかけてくれた。
森田「喉診るから口開けて」
舌圧子とライトで喉を診てもらい、聴診器をあてられ、なんか初めて森田先生が医者に見えてきた。
ホントいつもはただの調教師だもんな。
森田「喉痛い?」
勇人「……昨日いっぱい泣いたから痛い」
森田「呼吸練習させた時そんな泣いてた?」
勇人「……午後の治療で泣きました…」
森田「そうなんだ苦笑。
念のため採血ね」
採血かぁ……嫌だな。
腕を縛られて、針を手にする森田先生が見え顔を逸らした
森田「手楽にしていいよ」
勇人「え?」
森田「終わりだよ」
勇人「え??全然痛くなかった」
森田「よかったね」
ホントに採血したの??森田先生採血上手すぎない??チクッともしなかったんだけど
森田「喉少し浮腫んでるからおそらく風邪引いたんだと思うよ、風邪治るまで治療キャンセルね、ゆっくり休みな」
頭をポンポンと撫でて部屋から出て行った。
………森田先生に初めて優しくされてドキッとしてしまった。
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