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治療再開
【勇人サイド】
今日から治療再開…はぁ…やだな。もっと休みたい
午前が佐々木先生で午後が森田先生らしい
初っ端な森田先生じゃないだけマシかな……
ちょっと久しぶりの治療室だから緊張する。
脱いで待ってなくていいって言ってたから約束通り呼吸訓練かな。
佐々木「お待たせ」
カーテンが開き佐々木先生が入ってきた
佐々木「体調大丈夫そう?」
勇人「…はぃ…」
佐々木「大丈夫?久しぶりの治療で緊張してる?笑」
勇人「ちょっと…」
佐々木「大丈夫、始めこの間約束した通り呼吸訓練だからね」
立ち上がりながら肩をポンポンと叩き、手を洗いに行く佐々木先生を目で追った
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佐々木「じゃあ始めようか」
勇人「はぃ……」
佐々木「ゆっくり深呼吸」
佐々木先生の大きな手がお腹に添えられて呼吸の動きに合わせて上下に動いた
佐々木「お腹にいっぱい空気入れて」
勇人「はぁーーー」
佐々木「肩下げる」
肩を上から軽く押された
苦しい……
勇人「はぁはぁ…」
佐々木「すぐ苦しくなっちゃうね、勇人の呼吸は胸にしか息入ってないの、腹式呼吸って言ってお腹に空気を溜めるように意識してほしいな」
そういえばすっごい前に教わった気がする……
佐々木「もう一回やってごらん?」
勇人「はぁーー」
佐々木「そうそう上手、出来るじゃん笑」
やったぁ褒められた///
佐々木「じゃあ次ね、口開けて」
指サックを2本はめた佐々木先生の手が見え、拒むように顔を逸らした
佐々木「これ苦手?」
勇人「……苦手…」
佐々木「じゃあ呼吸意識しなくていいから、口に入れられるの慣れようか」
勇人「……ぅ…ん」
ゆっくり口を開くと佐々木先生の指が入ってきた
佐々木「真っ直ぐ先生の方見て」
………めちゃくちゃ恥ずかしい…
佐々木「舐めてみて」
えっ……
佐々木先生の指をゆっくりひと舐めしてみた。
佐々木「もっとキャンディー舐めるみたくペロペロしてて」
ペチャ ペチャ
治療室に唾液の水音が響く
佐々木「もっと早く」
勇人「はぁ…ペチャ…っ…はぁ…あゔ」
佐々木先生の指が少し奥にスライドしてきて苦しくて佐々木先生の腕を掴んだ
勇人「くる…しい…グスン…」
佐々木「苦しかったね、ごめん」
やっぱり苦手……出来ない…
佐々木「嫌かもしれないけど、奥に入れられるの慣れようか」
勇人「…グスン…ぃゃ…」
佐々木「うん…でも慣れないと治療の時辛いと思うよ?先生達に容赦なく挿れられちゃうよ?」
勇人「……グスン……」
佐々木「頑張ろう?」
勇人「……グスン…は…ぃ…」
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