【元サイド】 ずいえき検査ってなんなんだろ。 ずいえきって何？ ググろう。 …………専門用語いっぱいで全然分かんない。画像見よう ………… 加藤「元ちゃん勉強熱心だね、髄液(ずいえき)調べてたの？」 元「！！」 扉開いたの気がつかなかった 加藤「ふーん、この画像いいね。まさにこれからやる検査これね」 元「……痛い？」 加藤「麻酔するから痛くないよ？」 良かった…… 加藤「麻酔だけ痛いけど」 元「え？」 加藤「痛いの一瞬だから大丈夫だよ」 いや、全然大丈夫じゃない。 加藤「この画像みたいにさ、佐々木先生とエビになる練習してて、先生そのうちに検査の準備するから」 佐々木「上のパジャマ脱ごうか」 嫌だな。チラッと検査に使う道具見えたけど針みたいなの長かった。 佐々木「元聞いてる！？ 両足手で抱えて丸くなれる？………そう…視線はお腹」 この体勢で針刺されるの？絶対痛いじゃん 佐々木「エビの形キープね」 元「待って、怖い」 体勢を崩して振り返ると、手術の時に着るようなガウンを見にまとった加藤先生が座っていた 元「えっ……」 加藤「見慣れないからびっくりしちゃった？」 元「……エビさん…できない…」 加藤「エビさんって可愛いくない？笑」 佐々木「今の可愛かった笑。」 加藤「俺腰椎穿刺(ようついせんし)得意だから大丈夫だよ」 佐々木「うん、それにビジュアルほど痛い検査じゃないし」 　 ……ホントかな…… 元「……検査頑張ったらご褒美欲しい」 加藤「いいけど内容による笑」 元「解熱剤が欲しい」 加藤「あー、なるほどね笑。いいよあげる」 よし！ 佐々木「エビさん頑張れる？笑」 めっちゃえびさんいじってくるじゃん 元「仕方ないから頑張る」 ・ ・ ・ エビさんのように丸くなると背中を消毒され、上にブルーのシートをかけられた やべー、、、やっぱり怖い 加藤「チクッとするよ」 チクッ ！！！ 元「痛い！」 佐々木「危ないから動かないよ」 背中に麻酔をされ、思いの外痛くてびっくりしてしまった。 加藤「痛いのこれでお終い」 ホントか、、、全然信用出来ない