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腰椎穿刺②

【元サイド】 加藤「終わりだよ」 佐々木「頭上げずにゆっくり横になってね、枕もなしね」 元「なんで?」 加藤「髄液採ったから起き上がると頭痛くなるよ」 佐々木「1時間ベッドで安静にしてね」 元「ご褒美は!?」 加藤「持ってきてあげるから待ってて」 やったぁ!解熱剤飲める 加藤「はぁ、ガウン暑い」 佐々木「お疲れ様笑」 加藤「治療室のシャワー使っていいかな」 佐々木「いいんじゃない」 加藤「先生スクラブの替えある?」 佐々木「あるよ、貸そうか」 加藤「貸して」 佐々木「黒しかないよ」 加藤「俺何色でも似合うから大丈夫」 佐々木「あっそう」 ガシャン 2人で楽しそうに消えていったな。シャワーの前に俺の解熱剤持って来てくれるよな、、、 ・ ・ ・ 加藤「元、解熱剤持って来たよ」 元「やったぁ」 加藤「起き上がれないから点滴持って来たからね」 元「ホントにそれ解熱剤?」 加藤「解熱剤だよ」 点滴のパッケージをチェックさせてもらい、ちゃんと【解熱鎮痛剤】と書いてある事を確認した 加藤「本物でしょ?」 元「うん」 ゆっくりと落ちる点滴を眺めて、一時的とはいえ、起きている時間に熱を下げられる事にワクワクした

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