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捜索

【佐々木サイド】 佐々木「勇人ー、注……射…!?」 え?? ベッドには血が点々と付いていて点滴は床に流れビチャビチャになっていた 鼻のチューブも引き抜かれベッド柵に引っ掛けてある…… やられた…… すぐにエスケープされた事に気づき電話をかけた 佐々木「加藤先生、勇人にエスケープされた」 加藤「……勇人!?元じゃなく??え?」 佐々木「管全部抜いてベッドにいない。」 加藤「まさか病棟の外?」 佐々木「たぶん」 加藤「一旦病棟の中探してみる」 佐々木「うん、俺外見て来るから連絡ちょうだい」 走って病棟を出て病院の出口を目指した ・ ・ ・ ♪〜♪〜♪〜 佐々木「はい、佐々木です」 森田「俺、勇人いなくなったんだって?」 佐々木「そうなんです。先生外来1人でも大丈夫ですか?」 森田「大丈夫だよ、勇人よろしくね」 佐々木「分かりました。勇人の事は任せてください」 森田「うん、好きにしていいよ」 ・ ・ ・ 加藤「佐々木先生!」 病院のロビーで名前を呼ばれ振り返ると加藤先生と竹内先生がいた 佐々木「竹内先生当直明けでしょ?」 竹内「そうなんですけど……心配で…」 佐々木「ごめんね、ありがとう」 加藤「警備には連絡した?」 佐々木「してある」 ♪〜♪〜♪〜 佐々木「はい、佐々木です……はい…そうです…あぁホントですか…すみません、すぐ向かいます」 加藤「いた?」 佐々木「職員玄関にいたって、今警備室で保護してるみたい」 加藤「職員玄関笑。目立ちそう」 竹内「普通に迷子じゃん苦笑」

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