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転落
【元サイド】
午後になってから急激に体調が悪くなってきた。
おしっこしたいけど動くの辛いな。
靴どっち側に置いたっけ?
あぁぁ…だりぃ…
ベッドギリギリに身体を寄せてクルッと身体をうつ伏せにさせた。
!!!
ヤベッ…
ガタン!!!
バランスを崩してベッドから転落してしまい点滴棒が弾みで倒れた
さすがに大きな物音がしたので慌てて看護師さんがわんさか集まってきた
看護師「元くん!?」
看護師「大丈夫??」
看護師「転んじゃったの?」
元「ここから落ちた」
看護師「えー!」
なんか痛いな。
森田「転んだんだって?」
あっ…森田先生登場
看護師「ベッドから落ちたそうです」
森田「何してんの」
ごもっともな反応
森田「ケガしてんじゃん」
森田先生すげーめんどくさそう。
ごめんなさーい。
森田「立てる?」
元「はぃ……。
おしっこ行きたい」
森田「…じゃあ行こう……
…なんかフラフラしてない」
森田先生に付き添われトイレへ
歩いてる時フラフラしてたからかトイレの間森田先生にずっと見張られていて、仕方なくそのままおしっこをした。
トイレくらい1人でしたいな。
はぁ…具合悪い…
トイレ行くだけでどっと疲れた。
ケガは幸い浅かったみたいで大きい絆創膏を森田先生がめんどくさそうに貼り付けてくれた。
森田「顔色悪いな」
元「頭痛い」
森田「落ちた時打ってないよね?」
元「打ってないです」
森田「んぅ……どうしようかな…薬かえるか……」
ん!どれを何に?
森田「…液体の薬増やしていい?」
元「嫌です」
森田「錠剤2つ減らして液体の薬に夕方から変えよう」
聞いてきた意味!!
しかも別に錠剤飲むの辛くないから液体増やされる方が辛いし。
でも俺に拒否権ないから受け入れるしかないんだよなー
はぁ。。。
自由になりたい
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