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精液検査
【元サイド】
採血を終えると足を大きく開いた状態で固定された。
加藤「好きに扱いていいよ」
元「うん…」
とは言われても……加藤先生は足元に座ってるし、佐々木先生はタブレット端末に何か入力してるし、森田先生はストップウォッチ持ちながら足組んで座ってるし……
やりにくい……
………でもやらなきゃだもんな。
ゆっくり自分のちんちんを掴み上下に扱いた。
…………
心電図モニターのアラームが鳴るくらいでほとんど無音の治療室……
静か過ぎて恥ずかしさが勝ってしまって全然集中出来ない……
森田「1分経過ー」
!!
え?これってまさか勃つまでの時間計られてる??
どうしよう……勃つ気配ない…
森田「2分経過」
ヤバいヤバい……
佐々木先生はタブレット端末置いて腕組みしながら困惑の表情を浮かべてるし……森田先生無表情だし……加藤先生はいるの?ってくらい静かだし……
勃たなかったら不合格かな……
森田「3分」
加藤「元、集中しようか」
どうしよう……
佐々木「もう少し速く動かさないと勃たないんじゃないかな?」
どうしよう……
森田「ラスト1分」
え?ラスト??
元「…どうしよう………」
森田「5分」
佐々木「元、手止めていいよ」
……全然勃たなかった……
元「……減点になる…?」
佐々木「…んぅ……減点とかはないけど……加点は付かないかなぁ……」
!!
加藤「不安にさせる事言わないのー」
佐々木「あ!ごめん!」
元「グスン……泣」
加藤「ほらー」
佐々木「ごめんね!」
元「グスン……」
加藤「プレッシャーで身体ガチガチなんだから」
加藤先生に足を撫でられ緊張の糸がプチンと切れて号泣してしまった。
佐々木「ごめんごめん」
佐々木先生が慌てて俺の頭を撫でながら涙を拭いてくれたが涙が止まらない……
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