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食事指導②
【加藤サイド】
加藤「麺完食だね、次は?」
勇人「もういいかな……」
加藤「よくないから笑」
勇人「先生は嫌いな物ないんですか?」
加藤「ないよ。
はい、話題変えない。あーんして」
口元に持って行くとパクッと食べてくれたけど、恥ずかしいみたいで目を合わせてくれない笑
なんでこうもいじめたくなる要素多いのかな笑
加藤「はい次」
アゴを掴み目線を合ったのを確認して食べさせた
加藤「食べられるじゃん」
勇人「………自分で食べます…」
加藤「はいどうぞ」
ジャブジャブと汁に野菜を漬けてちまちま食べ進めていく勇人の観察が楽し過ぎて、そろそろ治療行かなきゃいけないけどここでまだ遊んでいよう。
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トントン!
竹内「加藤先生ここにいたんですか!!」
加藤「今お取り込み中」
竹内「何言ってるんですか!治療入ってますよ!サボらないで下さい!」
加藤「竹内先生代わりにやってよ」
竹内「初回の導尿指導なんて出来ないですよ」
加藤「自慢することじゃないから」
竹内「あっ…すみません。」
加藤「全く…佐々木先生に甘やかされてるんだからー
仕方ない行くかぁ。。。竹内先生、勇人の食事指導よろしくね」
竹内「承知いたしました」
加藤「勇人またね」
勇人「さよなら」
加藤「嬉しそうだな笑」
バタン
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【竹内サイド】
竹内「加藤先生いつからいたの?」
勇人「1時間前くらい」
竹内「そんなにいたの!?1時間何してたの?」
勇人「僕の事おもちゃにしてた」
竹内「あぁ(想像つく)」
勇人「もう来ない?」
竹内「今日はもう来ないんじゃないかな?」
勇人「……野菜残してもいい?」
竹内「うーん苦笑。もう一口食べたら残してもいいよ」
勇人「これくらい」
竹内「……もやし一本って少なくない?笑。もやしは別に苦手じゃないでしょ?」
勇人「じゃあニラ足す……」
竹内「にんじんとキャベツも頑張ろうよ」
勇人「にんじんはいらない!」
強い意志を感じる笑。
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