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アイシング③
【勇人サイド】
アイシングを交換する時間になってしまい、竹内先生が氷を取りに行ってしまった。
アイシング交換したくないな。
別に溶けても冷たいし。
竹内先生ビビりだからちょっと氷取りに行くだけなのにしっかり手足固定して行った……別に僕イタズラしないし
ガラガラ
竹内先生もう帰って来ちゃったの?早……
勇人「氷交換する前にさ、腰摩ってほしい。ついでに頭もよしよしして。じゃないと頑張れない」
背後に気配を感じた瞬間に布団にスッと手が入ってきて腰を摩ってくれた。
勇人「もう少し下ぁ……」
気持ちいい……ずっと摩ってほしい…
勇人「頭は?」
ポンっと頭に手を置かれ、猫でも撫でるかのようにわしゃわしゃ撫でてくれた
ちょっと荒いけど気持ちいい……
トントン
あれ?また誰か来た。
竹内「!!あれ!?」
ん?
森田「アイシングの交換?」
竹内「はい」
ん?ん?
勇人「え?!」
後ろを振り返るとすぐ近くに森田先生がいて、僕の腰と頭を撫でていた。
うっそぉ……森田先生じゃん……間違えた。
森田「やっぱり気づいてなかったよね」
勇人「はい……」
竹内「俺だと思ってたの?笑」
森田「こことここ撫でてぇってずっと甘えられてた笑。」
竹内「あら笑」
恥ずかしい……///
森田「竹内先生にいっつもこうやって甘えてんの?」
勇人「……たまたまです…」
竹内「たしかに勇人俺に対して案外ドライですよ笑。たまたま甘えたいタイミングで間違えちゃったんだね笑。可愛いじゃん」
勇人「…………///」
竹内「この話恥ずかしくて嫌かな笑。ごめんごめん」
2人に茶化されて恥ずかしがっていたのも束の間。。。
アイシングの交換タイムがきてしまった。
森田「少しは腫れ引いた?」
竹内「あんまり変わってないですね」
森田「まぁ、冷やすしかないね。
俺抑えておくから交換しようか」
竹内「はい…」
勇人「もう冷やしたくない」
森田「ダメ、とりあえず炎症落ち着かせないと」
やりたくないなぁ。熱ちょっと下がってきたから身体楽になってきたからもういいんだけど。
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