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乗り換え

【加藤サイド】 佐々木「あれ?加藤先生暇そうだね」 加藤「たっくーん!待ってたよー」 佐々木「先生さぁ、昨日酔っ払って電話して来たけど結局要件なんだったの?」 加藤「え?」 電話したっけ?笑 加藤「たっくんの声聞きたかったに決まってんじゃーん」 佐々木「あっそう」 pipipi pipi 佐々木「岸本先生だ」 加藤「あら。たっくん何悪い事したの」 佐々木「加藤先生じゃないんだから」 佐々木先生が電話をしながら面談室へ入って行った。 相変わらず当直入りの時間早いよなーどんだけ真面目なんだよ。せめてPHSの電源くらい切っておけばいいのに ガラガラ 勇人「加藤せんせ……泣」 加藤「うぉっ!びっくりしたー」 勇人「…………」 加藤「どうしたの?」 勇人「…電気やるって……泣」 加藤「あぁ。反応いいんだからやってもらいなよ」 勇人「…………一回加藤先生みたいに休憩したい…泣」 俺さぼってるみたいじゃん笑 加藤「別にいいけどさ、森田先生いいよって言ってた?」 勇人「………言ってた…」 森田「言ってないよ」←一応様子見に来た 勇人「…………」 森田「加藤先生迎えに来ただけでしょ」 勇人「……ぅ…ん…」 加藤「やっぱり俺必要だった?」 勇人「…は…ぃ……」 仕方ないなぁ笑。やっと俺の必要性に気がついたか ガチャ 勇人「………!!」 目をキラッと見開き、面談室から出てきたその人物に駆け寄って行った。 加藤「あー……ダメだ」 森田「佐々木先生いたんだ」 加藤「これは確実に逃げられますね」 森田「まったく(呆)」

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