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鬼ごっこ②

【律サイド】 あぶねー……今日も竹内先生って聞いてたから油断した。 あきらかに加藤先生俺の様子見に来てたよな さてと逃げるか。 今日どこにいようかなー ・ ・ ・ 【竹内サイド】 竹内「加藤先生、置いていかないで下さいよー」 加藤「やっと来た」 竹内「あれ?律いないじゃないですか」 加藤「トイレ」 竹内「いやいや!そのパターンで何度も逃げられてるんですって!」 加藤「あぁ。今頃必死に隠れ場所考えてるんじゃない」 竹内「何を悠長に構えてるんですか!治療開始まで20分しかないですよ!今日また律逃したら佐々木先生にまたチクリ言われますって!!」 加藤「佐々木先生にチクリ言われたとして怖くもなんともないでしょ笑」 竹内「それは加藤先生と佐々木先生が同期だからですよ!」 元「ねぇ」 加藤「何?元ちゃん?」 元「俺のこと猫みたいに撫でながら2人で盛り上がらないでよ」 加藤「あぁごめん。元ちゃんの診察中だった」 元「頭わしゃわしゃしてるだけじゃん。これ診察だったの?」 加藤「診察だよ(キリッ」 元「あーそう。」 すげー真っ直ぐな瞳で診察とか言ってるけど、どう見ても元をこねくり回してるだけなんだけど苦笑。 ホント好きだよなー……笑 加藤「さてと、そろそろ律かくれたかな。竹内先生行くよ」 竹内「どこに??」 加藤「とりあえず6号室辺りの部屋から確認かな」 竹内「なんで6号室ですか?」 加藤「今満室なの6号だけだから。ガヤガヤして賑やかな部屋の方が隠れやすいでしょ」 竹内「なるほど……」 【6号室】 たしかにこの部屋賑やか……と言うかうるせー笑。 加藤「お邪魔しまーす」 シーン……… すげー、、、加藤先生入っただけで静かになった笑。 加藤「律知らない??」 6号室「………」 加藤「ソラ、律見かけた?」 ソラ「……見て…ない…です…」 加藤「ふーん。ホントに?」 ソラ「えっ…とぉ……(律君に口止めされてる)」 加藤「ここの前通ってもいない?」 ソラ「……んぅ…と…」 ソラめちゃくちゃ詰められてる笑。 加藤「ソラ、明日の治療俺だよ?★」 ソラ「!!!」 加藤「この間の続きしよーね♪」 ソラ涙目じゃん。この間の治療で何したんだよ苦笑。 ソラ「…さっき向こうに歩いて行ったの見かけました……」 加藤「非常階段の方?なるほどね、ありがとう。」 こうやって子供達から情報収集して捕まえてるのか…… 加藤先生らしい……

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