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鬼ごっこの結末
【律サイド】
加藤先生のことだからありきたりな場所に隠れるとすぐにバレそうだからな……
でもさすがに非常階段までは来ないよな
治療が10時〜11時予定だから午前はここに隠れ続けるしかないか〜長ぇ〜
あぁ〜退院したい。
竹内「いないっすね」
!!!
加藤「どうかなぁ〜」
嘘だろ、、、
竹内「下の階一応見て来ます?」
加藤「下?下は行かないよ。俺なら上の階に隠れるけど」
えっ?マジかよ。
竹内「上ですか??」
カタカタ カタカタ
やべっ……上って来たじゃん
やべやべ!!
加藤「ほら笑」
竹内「え!凄い」
加藤「律ー!もう逃げられないから走らない!」
律「誰から聞いたの??」
加藤「子供の考えそうな事くらい分かるよ。この仕事長いんだから。律ストップ!」
律「マジでー、、、あゔー。。。」
加藤「律捕まえた★俺の勝ち」
がっしりと肩を組まれながらゆっくりと階段を降り病棟に戻された。
律「…加藤先生が治療すんの?」
加藤「そうだよーたっぷりしごいてあげる。律泣いてもいいんだぞ」
律「泣かねぇよ。つうか泣かすような治療すんなよ」
加藤「泣かせるの得意なんだよねー♪」
律「悪趣味」
加藤「なんとでも言いなさい笑」
律「ちゃんとやるから竹内先生にしてよ」
加藤「竹内先生別の子の治療入るから空いてるの俺しかいない」
律「森田先生でもいいや」
加藤「森田先生も忙しい。
律そんなに俺の事嫌?」
律「嫌」
加藤「嫌がられると俄然いじめたくなっちゃうな笑」
律「あーもう(呆」
加藤「律が悪いんだぞー笑。佐々木先生がせっかく初回治療だからって竹内先生を担当に付けてたのに逃げ回るからー。」
律「反省してるからもう一回チャンスちょうだい笑」
加藤「もう遅い笑。はい、治療室着いたから入ってすぐに下着脱ぎなさい」
律「あゔ…だりぃ……」
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