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最後のご挨拶

【森田サイド】 〜A班ミーティング〜 無事に射精まで済んで良かった。 加藤「量ちょっと少ないけど初めてにしては充分でしたね」 森田「そうだね、勃ちも悪くないし」 佐々木「一安心ですね」 ガラガラ 竹内「あれ?どうした!?」 森田「こら、安静解除してないよ」 勇人「無事に治療が終わったから挨拶に来ました」 点滴スタンドに荷物を引っかけて勇人がミーティングの輪の中に入って来た 佐々木「挨拶?笑。おいで、座りな」 勇人「入院して4ヶ月、毎日泣かされたけど無事に治療が終わったのは先生達のおかげです(ペコッ」 A班「どーも(ペコッ」 勇人「佐々木先生は僕が加藤先生と森田先生にいじめられてるとすぐに助け船を出してくれてお母さんみたいな人でした。 でもたまに容赦ないからそこは直した方がいいと思う。僕そういうギャップ求めてなかった」 佐々木「はい笑」 勇人「加藤先生は呼吸管理の時に涙拭いてくれたりちょっとだけ優しく声かけしてくれて嬉しかったけど、加藤先生の指は極太だから僕のお尻との相性が悪かったです」 加藤「ふっ笑」 勇人「竹内先生は……えーっと……」 竹内「……思い出ないんかい笑」 勇人「……A班のオアシスとしてこれからも頑張ってほしい」 竹内「ありがとうございます笑」 勇人「森田先生」 森田「はい」 勇人「始めは悪魔って実在してるんだって思ったくらい恐かったしたくさんお尻叩かれたけど、僕の病気治してくれるって言ってくれたのが嬉しかったし、森田先生も見捨てずに側にいてくれたから、森田先生から逃げずに頑張れたと思う。 僕ホント偉いからいっぱい褒めてほしい」 森田「…そうだね、のみこみ悪いしすぐメソメソするしいつまで経っても呼吸コントロール出来ないけど、後にも先にも俺から逃げずにむしろベタベタ引っ付いてくるのは勇人だけだと思う。 勃つこと分かって先生も安心したよ、頑張りました」 A班「おめでとう笑」 加藤「卒業式みたいだな笑」 森田「ね笑」

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