【加藤サイド】 元ちゃんが帰院したと看護師さんから連絡が入り、あらかじめ用意しておいた採血セットと触診セットを持ち部屋へと急いだ。 あの息切れは流石に心配で、早く顔を見たかった…… 幸い予測していたより顔色は良かったから一安心だけど、あとは診察と採血データ次第だな 加藤「パンツ脱いで足大きく広げて」 素直に従うと恥ずかしいのか目を腕で隠し窓の方を眺めていた。 腕の隙間から表情は確認出来そうだからとりあえずそのまま好きにさせ、触診を始めた グチュッと水音を立ててキュッとしまった肛門をこじ開けるように指を2本挿入すると、眉間にシワを寄せて唇を噛み締めていた 加藤「痛い？」 元「……ちょっと……」 加藤「もっと奥に入れていくから深呼吸して」 ふぅーっと深呼吸したのと同時に指を奥へと進めた 元「痛いっ！！」 加藤「前立腺触診中だから我慢しててー」 元「…っ…あゔ……」 加藤「痛いの？」 元「痛い」 加藤「これ痛いとなると困っちゃうんだけど」 元「……痛い…けど……大丈夫…」 浮腫んでもいないし、炎症もしてなさそうだから大丈夫だと思うんだけど。 緊張してる感じだったから単に力入って痛かっただけかな。 ただ…… 加藤「中熱いから熱ありそうだし、これからどんどん上がるかもね」 元「……ぅ…ん…」 加藤「前立腺の状態は別に悪くないから安心して」 元「…ぅん……」 加藤「あとは採血したら、しばらく安静にしてて」 元「……ぅん……」 加藤「外泊疲れちゃった？」 元「…ぅーん…疲れた…かな…でも…楽しかった」 加藤「楽しかったなら良かったよ笑。」 元「………また…外泊させてね」 加藤「うん」 元「約束ね」 加藤「うん、約束」 おそらく外泊で疲れていたのが原因の発熱 ずっと病院にいた子だから、体力もないし免疫力も低いから体調崩しやすいんだよね しばらく安静にしていれば復活出来そうかな。