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グズリ泣きとは②

【勇人サイド】 グズって構ってもらおうとしたのバレたからてっきり放置されるかと思ったけど……青木先生一緒にいてくれるらしい。 しかも寝たくなったらトントンもしてくれるって言われた。 青木先生万能過ぎでは…… 夜までずっといてほしいんだけど。 そして……カルテ見てる雰囲気森田先生そっくりなんだよなー 青木「なんだ?凄い視線感じるけど」 カルテから目を離し優しく微笑んでくれた。 勇人「あっ///……森田先生の雰囲気に似てるなぁって……」 青木「…よほど森田先生好きなんだな……苦笑 そういえば律も似たような事言ってたな」 やっぱり? 勇人「律君元気ですか?」 青木「律が元気じゃないところ見たことない」 たしかに……笑 勇人「せんせ……いつか僕ってこの部屋から出られますか?」 青木「出られるに決まってるだろ笑。今の治療落ち着いたら出してもらえると思うよ?」 勇人「よかったー。」 青木『出てからも大変だろうけど』 青木先生がボソッと何かを言った気がしたけど、窓から佐々木先生が中を覗いているのが見え、そっちに気が取られてしまった。 ガラガラ 佐々木「青木先生すみません、勇人のお相手に付き合わせてしまって」 青木「空いてたから大丈夫」 勇人「……僕まだ青木先生といる」 佐々木「もう少ししたら加藤先生にここ来てもらうから」 勇人「やだっ。治療したくない!」 佐々木「熱の上がり的にホルモン値も良さそうだからさ?ここでまたもうひと頑張りしないとさ?」 勇人「やだやだ泣。ホルモンだかなんだか知らないけど僕もう何もしたくない」 佐々木「やだやだしても治療はするよ?」 勇人「佐々木先生今日イジワル泣。青木先生といたい」 やっぱり寝ちゃえばよかったー。青木先生なら上手い具合に僕寝かせてくれそうだったもんな……失敗した。 青木「好かれたり嫌われたり大変だな苦笑。」 佐々木「ホントに……」 青木「A班が振り回されてるの珍しいから外野的には面白いけどな笑。」 佐々木「日々勉強させていただいてます苦笑。」 ガラガラ 加藤「なんかいっぱいいる」 勇人「来ちゃったぁぁ泣」 加藤「お呼びじゃなかった?笑」 佐々木「加藤先生と午後治療も頑張ろうね?」 勇人「絶対嫌だっ泣」 佐々木「青木先生、ホルモン剤ってもう少し増やしても大丈夫ですかね?」 青木「通常ならもう少しあげても大丈夫だけど……」 もうっ!僕のことほったらかして先生達難しい話始めちゃったし!! 午後治療加藤先生とか最悪ぅ泣 加藤「午後治療何しよっか笑。優しくやる?それともイジワルされたい?笑」 嫌な予感しかしないじゃん泣

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