【森田サイド】 勇人「すぅー……んぅ…すぅー」 完全に落ちるまで刺激続けよ…… 朝まで眠らせたいから、弱めの解熱剤点滴して寝やすくするか 今日は処置多かったから疲れてる事は疲れてるはずなんだよな。 勇人「んぅ……」 幸せそうに寝てる笑。 もうさすがに落ちたよね？？ そっと手を離して布団を掛け直し、ベッド柵にかけておいた白衣を持って静かに立ち上がった よし…… 勇人「んぅ……もりた…せんせ…きてぇ」 えっ…… こーわ……寝言か。 ・ ・ ・ 森田「元大丈夫そう？」 看護師「森田先生出て来れたんですね苦笑。お疲れ様です。 元君もちょっと前からモゾモゾし始めてるんですよね、、、」 森田「あー、ホント……」 これ全然起きてるな。元寝るの遅いからなんとも言えないけど。 というか……泣いてるなこれ。 ダメかなぁ、、、 安定剤飲むか聞きに行くか。 ・ ・ ・ 【処置室】 【元サイド】 なんか怠い…落ち着かない…… どうしよう…… コンコン 看護師さんかな…さすが監視カメラ付いてるだけあるな…起き上がってるのバレバレだよね ガラガラ 真っ暗だった部屋に廊下の常夜灯の光が入ってきた。 森田「色々落ち着かない？」 森田先生か…… 元「………わかんなぃ……ぐすん…」 森田「常夜灯付けるからちょっと眩しくなるよ」 ほんの少しだけ部屋が明るくなり、森田先生が近くの椅子に座った 森田「一応診察だけさせて」 血圧を測って聴診器で胸の音を聴いて一通り診察…… 森田「うん、大丈夫」 良かった…… 元「……たまたま今日調子悪いだけ……頻尿もないし…変に汗かいたりもしてない……」 森田「うん」 元「……グスン……っ…」 大丈夫だもん……たまたま具合い悪いんだ……泣くな俺……… 森田「……どうする？目瞑ったら眠れそう？」 元「………先生安定剤持ってる？」 森田「一応持って来たよ」 元「……あるなら飲む…」 森田先生にトイレに連れて行ってもらい安定剤を飲んで処置台に横になった。 意外と処置台フカフカして寝やすいんだよね。 別に頼んでないけど森田先生トントンしてくれるから眠れそう……