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当直明け
〜翌朝〜
【加藤サイド】
森田先生の背中から疲れが漂ってたから相当勇人にやられたんだなって思ったけど、元ちゃんもその疲れの一因だったとは……申し訳ない苦笑。
森田「トントンし過ぎて筋肉痛」
加藤「お疲れ様です苦笑」
森田「元のところはこれから行くの?」
加藤「そうですね…佐々木先生来たら一緒に行こうかなって」
森田「元、勘がいいから慎重に関わらないとだけど、下手に隠しても不安だろうからね」
加藤「はい……昨日もホルモン値悪いから再検査って言うか迷ったんですけど、濁したのが裏目に出ましたよね苦笑。」
森田「朝吐いたっていうのもあったから本人も一気に不安になったんだろうね。」
加藤「吐いたの隠してたとはな……タイミング悪かったな。」
森田「たまたま体調悪かったって自分に言い聞かせるように言ってたからねー。現実逃避したかったんだよ。仕方ない」
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【処置室】
ガラガラ
加藤「おはよう」
佐々木「元おはよう」
元「……なんで2人?」
加藤「採血するから佐々木先生に抑えてもらおうかと思って」
元「別に動かないし。」
佐々木「そうだよねー笑。元採血頑張れるよねー加藤先生分かってないねー笑」
加藤「そうやって俺を悪者にしようとしてるな」
多少不機嫌さんだけど、話をしてくれるだけまだマシかなー。
朝ごはんはほとんど食べなかったらしいけど、元々食は細いからまぁ…許容かな〜
加藤「採血どっちの腕がいい?」
元「……昨日右」
加藤「じゃあ左にする?」
元「左細いよ」
加藤「元ちゃんの血管両方細いから変わらないよ?辛くない方選んでいいよ」
元「……じゃあ左にしておく」
加藤「いいよー。
せっかく佐々木先生いるし手繋いでもらうー?」
元「……いらない」
佐々木「いらない笑」
強がってるけど表情カチコチなんだよなー苦笑。サクッと終わらせてあげよう
加藤「チクッとするよー」
元「ぃっ……た…」
加藤「手楽にしていいよー」
佐々木「大丈夫?クラクラしない?」
元「……ぅん。」
加藤「お昼までには結果出揃うと思うから、結果出たら声かけるね」
元「…ぅ…ん……」
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