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みんな一緒

【勇人サイド】 翌日…… 今日は治療おやすみの日…… 森田先生に言われた課題をやらなきゃいけないんだけど、いつ誰にやってもらおう…… カイト「ソラ、午前の処置担当誰か知ってる?」 ソラ「佐々木先生」 カイト「うわー…佐々木先生か……」 (ん?佐々木先生処置担当良くない?) ソラ「ソラ今日お休み♪」 カイト「なんで?」 ソラ「加藤先生がお休みくれた」 カイト「俺加藤先生の治療当たらないんだよね、あの人どんな感じ?」 ソラ「どんな感じかな?」 ソラが首を捻りながら僕の方を向いてきた 勇人「……痛いって言ったら嬉しそうにそこばっかり攻めてくる人」 ソラ「あぁ!!それ正解!」 カイト「うわー……俺絶対合わない」 ソラ「カイト君基本どの先生もダメじゃん」 カイト「竹内先生は好きだから」 ソラ「竹内先生はみんなのもの」 そういえば……竹内先生の指どんな感じかな? カイト「処置全部竹内先生でよくない?」 竹内「え?呼んだ??」 (噂をすれば竹内先生登場) ソラ「みんな竹内先生が好きって話」 竹内「え?うそ?ありがとう」 (ん?なんか竹内先生こっち来た……採血セット持ってんじゃん!!) 勇人「やだよ」 竹内「言われると思った苦笑。点滴の量減らしたから血中濃度測らなきゃいけないんだよ」 勇人「そんなことはいいからさ、指見せて」 竹内「指?はい」 (お★案外細いぞ……ただ……長いな…… こうなると指だけだとダントツで森田先生…… 優しくやってくれそうなのは佐々木先生と竹内先生…… 論外なのが加藤先生…… んぅ……悩む……) 竹内「勇人、今日の課題誰に頼む予定?」 勇人「んぅ……竹内先生は?」 竹内「俺空いてないんだよね……。今日青木先生がいいと思うよ?」 勇人「え?!」 竹内「A班誰も空いてないんだよね」 勇人「えぇ……やだぁ…(グズグズグズ……)」 竹内「夕方で良ければ加藤先生空いてるみたいだけど?」 勇人「絶対嫌」 ソラ「課題って何??ディルド??ソラも出来ないよ♪」 竹内「ソラ、開き直らないの苦笑」 勇人「ねぇねぇ、みんなはさぁお尻に指挿れられるの痛くない?」 竹内「(でたぁ……得意のド速球ド天然質問)」 カイト「痛いに決まってるじゃん。俺痛いの超嫌いだから処置の前痛み止めの坐薬挿れてるし」 勇人「痛み止めの坐薬!?」 竹内「(また新しいこと覚えちゃった苦笑)」 ソラ「ソラ、森田先生だと緊張して指挿れられるの痛いんだよね」 勇人「え?森田先生??」 竹内「結構人それぞれでしょ?」 勇人「うん……」 みんなそれぞれ得意なこと苦手なことがあって治療頑張ってるんだ……僕1人じゃない……みんな一緒……

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