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シグの部屋Part2 ユイ1*
シグと二人で電車に乗る。
「なぁシグ。俺、いろんな事がありすぎて頭グチャグチャ。一人で処理出来ないよ。今日泊めてもらってもいい?」
「もちろんですとも。」
「ありがとう。母さんに連絡しなきゃ。」
早速メッセージを送る。これで家は大丈夫だ。
電車を降りてシグの家に向かう。途中のコンビニで色々買い込んだが、胸がいっぱいで食べられる気がしない。
「なぁ、デイトレーダーやってるって本当?パソコン部屋に一台しかないじゃん。いっぱいモニターとか使うんじゃないの?」
「パソコン一台とモニターが二枚あれば充分なんです。」
「ふうん・・社長の甥って将来はその会社の役員とかになんの?何か住む世界が違うなぁ・・・」
「いえ、私の母がその社長の妹なだけで家は出ておりますし、父は普通の公務員です。私は一般的な家庭で育ちましたよ。小学校から公立に通っていましたし。そのおかげで中学校でキョウ様にお会い出来たので両親に感謝ですね。
ですから私はユイと同じ世界に住んでいますよ。」
「けどデイトレーダーで稼いでるんだろ?」
「まぁ、それはバイトみたいな物でして。キョウ様親衛隊の活動資金になれば・・程度でございますよ。あのマンションも、叔父の持ち物なので格安で貸して頂いているんです。株価の情報提供を条件にね。」
「ふうん。どっちにしてもすごいね。」
そんな話をしているうちにシグの家に着く。
「あ~マジで疲れた。信じられないほど幸せな事が起こり過ぎてパニックだよ。とりあえずシャワー浴びていい?」
「もちろん。どうぞお先に。」
俺がシャワーを浴び先にくつろいでいると、シグもシャワーを済ませて出て来た。
「まだ髪の毛を乾かしてないんですか?風邪を引きますよ。」
そう言ってドライヤーをかけてくれるシグ。
「こんな短い髪、ドライヤーしなくてもすぐ乾くよ。」
「私はユイのこのサラサラな髪の毛が大好きなんです。この感触を一秒でも早く味わせてください。」
そう言って俺のつむじにキスをするシグ。
「はぁ。食べてしまいたいくらい可愛いですね。」
「・・・いいよ食べても。」
「・・・本当にいいんですか?」
「俺、このままだと興奮しすぎて眠れないよ。それにカタルシス聞いて思ったんだ。自由に生きようって。
シグが言う通り、俺は快楽に弱いんだと思う。だから気持ち良くして・・・んんっ!」
シグに噛み付くようにキスをされる。シグの舌が俺の口腔内を余す所なく蹂躙していく。動きまくっていた舌が俺の舌に絡み付いて来たので絡め返し、どちらの舌か分からなくなってとけてしまうほど長い時間キスをし続けた。
「それだけ煽ったんです。途中で嫌だと言ってもやめませんよ。」
そんな事を言っても、俺が本気で嫌って言ったらやめてくれるのも分かっている。だから何をされても安心して身を任せられるんだ。
ベッドに運ばれ着ていた服を全て脱がされた。シグも服を脱ぐ。あぁ、やっぱりいい体してるよな。ジムとか行ってるのか?
「ひんっ!」
左の乳首を軽く捻られ、考え事をする余裕はすぐになくなった。
「さて、ユイの体がどれ程快楽に弱いか実験ですね。まず、左の乳首は軽く捻っただけで勃つと。右の乳首はどうでしょう?舐めてみましょうか?」
右の乳首を舌で掬うように舐めあげられ、そのまま舌先でグニグニと先端を押し潰すように攻められた。
「あっ、あぁ、ヤダ、んんっ・・」
「ヤダ、と言いながらここを勃たせる、と。本当にビッチな体ですね。
あぁ、そうだ。カイさんにキスさせたお仕置きもしないと。」
「あ、あれはカイさんが勝手に・・」
「私、何度も言いましたよね?ユイは男を引き寄せるから気を付けなさい、と。
あぁ、ちょうどいい物がありました。」
シグが手にしたのは二個の洗濯バサミ??!
「ヤダ!痛いのは無理だよ!!」
半泣きになる俺の前で、シグは洗濯バサミのバネの輪っかになっている部分を二個とも広げた。
「バネをかなり緩めましたからそんなに痛くないはずですよ。さぁ、挟みやすいようにもっと乳首を勃たせましょうね。」
シグが指で俺の乳首を挟みコリコリと弄る。
「んっ、んあっ、ヤダよ・・」
「ヤダじゃないでしょ?寧ろ期待してますよね?だってさっきよりチンコが硬く大きくなってるじゃないですか・・そろそろ挟めそうですね。」
「ん~お仕置きとして乳首に付けようと思いましたが、乳首だけだと小さ過ぎて挟みにくそうですし、今日は乳輪ごとで許してあげましょう。」
「ひぁっ!!」
言葉通り乳輪ごと洗濯バサミで挟まれた。バネをかなり緩めてあり乳輪ごとなので思った程痛くはないが、目の前でもう片方も挟まれ、その事実と見た目だけでイキそうになる。
シグの指が洗濯バサミを弾いた。
「はうっ!あ~!!!」
「おやおや、これだけでイキそうになってるんですか?先走りが溢れていますよ?本当に乳首だけでイケそうですね。
このままチンコには触らずにイケるか試してみましょうか?」
「ヤダヤダ、触って!」
シグは俺の首からチェーンネックレスを外し、洗濯バサミの輪っかに引き輪を引っ掛け、もう一つの洗濯バサミには逆のチェーン部分を軽く結んだ。
「ほら、見た目にもいい感じじゃないですか?」
軽くネックレスを引っ張られ、痛みや快感と言うよりそのビジュアルにあり得ないほど興奮した。
「でもこれ、乳首の先だけを挟んだらイケそうな気がしませんか?バネももう少し強いままにして。今よりダイレクトに痛むかも知れませんがユイなら気持ち良くなれるでしょう?」
その痛みを想像し、シグにチェーンを引っ張られた瞬間・・俺は本当に吐精してしまった・・・
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