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青空さんとの出会い
ー花先生から夕方に届くようにお土産を送ったって今朝、連絡をもらったの。だから、まったく疑わずに送られてきた荷物を受け取ったのよ。でね、蜂谷さんに言われて伝票を見たんだけど素人目にはまったく分からなくて。それで伝票と中身の焼き菓子の写真を撮影して蜂谷さんにメールしたのー
「そうだったんだ。良かった。姉さんが食べる前に気付いて」
彼が胸を撫で下ろした。
ー 一番先に異変を感じたのはそらさんっいう人だって言ってたわ。彼の嗅覚は犬レベルに鋭いんだって。菱沼組のみなさんには本当に助けてもらってばかりいる。今回もそうだよー
「それを言うなら俺たちもだよ」
彼と結お姉さんはしばらく話し込んでいた。はじめは和気藹々と和やかなムードだったけど、次第に彼の表情がこわばってきた。
電話を切ったあと彼が教えてくれた。
女の勘よ。証拠はなにもないけど、櫂さんに女性の影がちらついているの。
結お姉さんは疑心暗鬼になり、誰にも相談することが出来ず悩み苦しんでいた。
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