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青空さんとの出会い

「和真さんも心春も、頬っぺにご飯粒が付いてるよ。ふたりとも競争じゃないんだから、ゆっくりよく噛んで食べて」 円花にミルクをあげ、縦に抱っこし背中を擦りげっぷさせていたら、どんどんとドアを叩く音が聞こえてきた。 「誰だろう」 彼がすっと立ち上がりドアへ向かった。 「蜂谷さん、どうしたんですか?」 「もらってきた焼き菓子は?もしかしてもう食べたか?」 「いえ、まだです。夕御飯のあとみんなで食べようかと。そうしないと心春がご飯を食べなくなるので」 「なるほどな」 蜂谷さんが険しい表情で入ってきた。 「大麻入りのクッキーやブラウニー、大麻入りの煙草が普通に出回っている。大手の通販サイトで堂々と売られているものさえある。海外では合法でも日本では違法だ。俺が何が言いたいか、頭の切れる和真なら分かるよな?結にも食べないように連絡したから安心しろ」 蜂谷さんが焼き菓子が入った紙袋を回収すると、代わりにラッピングされたクッキーを心春に渡した。 「ままたん特製の手作りのクッキーだ」 「ありがとー」 心春がニコニコの笑顔を見せた。

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