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チカちゃんも来てくれてありがとう

おやつのチョコと苺のムースを食べていたら、 「四季~~おひさ~~!」 ドアが開いて紙袋を持ったチカちゃんが現れたものだから、驚いてスプーンを落としそうになった。 「未知にね、凛が無事に産まれたって聞いたの。だからいてもたってもいられなくて来ちゃった」 「来ちゃったってあのな……」 「あのねヤス。四季はアタシにとって妹も同然なのよ。だから駆け付けるのは当然でしょ?これお祝い」 紙袋を渡された。 「それはオムツケーキよ。ご祝儀袋が三つあるでしょ?アタシとダーリンと、本庁の刑事、甲ちゃんと、大山からよ。ハルくんにはいつも世話になっているから、ハルくんの身内である四季くんの出産をお祝いしたいって二人から預かっていたの。お返しはいらないって言ってたわ」 「チカさんありがとうございます。甲ちゃんと大山さんにお礼を言わないと」 「ワタシから言っておくわ。凛ちゃん初めまして。チカお姉ちゃんよ。宜しくね」 ヤスお兄ちゃんの腕のなかにいる凛をそっと覗き込むと、 「いやぁ~~んもう、可愛い!」 両手をぱちんと叩き歓声をあげた。

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