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はるせいせーもモテモテ

子どもたちは疲れ知らずだ。安達ヶ原の室内遊び場であれだけ遊んだのにも関わらず、汗だくになって遊んでいた。雲ひとつない青空のした、明るく賑やな子どもたちの笑い声が響いていた。 「はるせんせーー」と子どもたちに呼ばれて大人気の卯月さん。なかなかうまく竹とんぼを飛ばせずにいた彼に、こうやるんだと手取り足取り教えてくれた。 「みんな疲れて早く寝るかもな」 「だといいけど」 ノンアルコールの缶ビールを片手に信孝さんと蒼生さんがロッキングチェアにゆっくりと腰を下ろした。 「あんまり飲み過ぎないでよ」 「分かってるって」 「千里も飲んだらどうだ?」 「ひまちゃんとまどちゃんと凛ちゃんを抱っこする予定があるの。落としたら大変でしょ。ネイルも今日はしてないの。子どもたちに会ったらすぐに抱っこしたかったら。おいでーーベビーっ子たち」 千里さんが手を広げると、円花と陽葵ちゃんがハイハイで千里さんめがけて駆けてきた。

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