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番外編 運命の人 終*

 シグローが俺の目を見つめ返し、猫耳をくすぐり頬を撫でる。そのまま喉を擦られ、思わずゴロゴロと鳴らしてしまった。 けど、シグローは捕食者の眼差しで俺を見ている。 「ユイルー、あなたを抱きますよ。」 「ふにゃっ??!」 シグローに抱きしめられ、尻尾を絡ませられる。そしてキス・・たっぷりの唾液を流し込まれる。 その瞬間、ルーが憑依する時のようにシグローの意識が俺の中に入って来た。いや、ルーとは違う。これは捕食者だ。シグローはユイルーを支配し、食べたがっている。求められる喜びに歓喜し、俺はシグローの意識を受け入れた。 シグローは容赦なく俺の精神を犯し始めた。シグの時よりも嗜虐的な気がする。大型猛獣に蹂躙される猫。だがピューマは猫を愛している。 体に触れられているわけではないのに、いつしか勃ち上がっている俺のモノ。 それに気付いたシグローは、体も蹂躙し始めた。頸や、首筋、乳首はもちろんの事、翼の付け根、尻尾の付け根を甘噛みされ、ユイの時とは違う快感に酔いしれる。精神的にも肉体的にも支配されていく喜びに俺はいつの間にか吐精していた。 「ふふふ、ユイルー、もうイッてしまったんですか?昨日あれ程出したというのに堪え性がないですね。 これはお仕置きが必要かな?」 何をされるんだろう? 怖いはずなのに、シグローを心から受け入れている俺には、絶対に俺が無理な事はされないと分かっている。だから・・・期待に心が揺れ、モノがまた勃ち上がる。 「おやおや、お仕置きと聞いて喜んでいるんですか?これは淫乱を通り越して変態ですかね?何をして差し上げましょう?」 そう言って両乳首をギュッと強めに摘まれた。 「はうっ!!」 そのままコリコリと親指と人差し指で執拗に弄りまわされる。 「やっぱりユイルーモードの時でも乳首を虐められるのが好きみたいですね?その期待に応えてあげましょう。」 「拘束。」 そう唱えると、細い毛糸くらいの革紐が一本づつ俺の乳首に巻き付く。何とも言えない絶妙な締め付け。痛すぎる事はないが、先端が絞られピンピンに尖ったままの乳首が固定されている。 「ひいっっ??!ヤダヤダ取ってっ!!?」 「これはお仕置きですからね。それにユイルーは本気で嫌がってないでしょう?寧ろ興奮して喜んでますよね?繋がっているから分かります。ほら、気持ちいいでしょ?」 指で乳首を弾かれ、俺はまたイッてしまった。昨日から出しつくしているので、もう透明な汁がタラタラと流れ出るだけだ。   「洗浄。」 四つん這いの姿勢でシグローに指で穴を解される。 「昨日からユイにもルーにも散々突っ込んでいるので然程慣らさなくてもすぐに挿入出来そうですね。」 香油を塗したシグローのそそり勃つモノをそのまま後ろから挿れてられた。 「はあんっ!!お、大きい・・・」 「煽らないでください!これでも優しくしようと努力しているんですよ?そんなに酷くむちゃくちゃにされたいんですか?」 「だ、だって本当に大き・・・くっ!あぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」 一気に奥まで貫かれ、その後限界まで引き抜かれる。抜けそうになる直前、何かが俺の穴の入口に引っかかった。痛くはないが、何かが刺さっている感じ。それを再び突き入れられると、内壁がその棘に刺激され、何とも言えない快感をもたらす。 「ひっ?いや、何これ??ヤダ、引き抜かないでっ!!?」 「これは猫科の雄の性器にある棘ですよ。本物の棘は雌の性器から抜けないように刺さり、とても痛いようですが、魔族と混じった状態では快感に特化した引っかかりになるんです。ただただ気持ちいいだけなので安心して感じていなさい。」 ズドンとその棘付きのモノを奥まで挿れられ、その衝撃で思わず上半身を前に倒してシーツに顔を埋めてしまう。 「ひっ??!んあっ!!」 そのまま激しく突かれる度、シーツに拘束され尖りきった乳首が擦れて堪らない。 棘と乳首の刺激でまたもやイキそうになる。 「あぁぁん!もう・・また、イクッ!イッちゃうよぉっ!」 「くっ!私も一度イキますよ!ほら、ユイルーもイキなさいっ!」 シグローが俺の尻尾を持ち上げ、腰の動きを速くした。グリッとしこりを突かれた俺は、すぐにドライでイッてしまう。 「ひゃんっ?!尻尾ヤダっ・・・あぁ、来ちゃうよっ・・あっ、あっ、あぁぁぁぁぁ・・・」 更に動きが速くなり、シグローのモノが俺の中でドクンと脈打った瞬間、熱と共にシグローの感情が流れ込んで来る。 好き、好き、大好き、可愛い、虐めたい、泣かせたい、好き、大好き、可愛い、噛みつきたい、食べてしまいたい、好き、好き、大好き、愛してる・・・私の唯一・・・ 逆に俺の感情もシグローに流れ込んでいるのが分かる。お互いに完全に繋がった状態。俺は素直にシグローに身も心も委ね、支配された。 体が二つに別れているのが不思議だ・・・ ・・・だって俺たちは一つなのに。 せめて体をもっともっと繋げようと、性器を奥までねじ込み、受け入れ、肌と肌を打ちつけ合う。 体はドライでイキっぱなしで、精神的にもシグローにイカされた俺は、もう何がなんだか分からないまま・・・とにかくひたすらイキ続けた・・・ 気が付くと、憑依が解けた状態でシグの腕の中にいた。 少し身を捩ると、シグの肌に擦れた乳首にピリッと刺激が走った。乳首の拘束は解かれていたが、尖りきったままだ。 「どうしましたか?」 俺は顔を真っ赤にしてシグの胸に押し付ける。 「ぐうっ!可愛すぎでしょう?!」 俺の頭を撫で、軽くキスをする。そのまま唇が下におりて来て、乳首に到達すると、 「なるほど、ここを虐めすぎましたかね?可哀想にこんなに赤く尖りきって・・・」 と言ってペロペロと優しく優しく舐めた。 「ひぁっ!ヤダヤダ余計につらくなっちゃうよっ!?」 「回復!腫れは引きましたが、敏感になった感覚までは戻せませんねぇ。大丈夫。 乳首で感じてしまった時にはいつでも責任を取りますから。慣れるまでずっと舐めてあげましょうか?それでチンコが勃ってしまったなら抜いてあげますし、穴が切なくなれば、挿れて差し上げますよ?」 ・・・全然大丈夫じゃないよねっ??!!!!  その後、俺はしばらく服に乳首が擦れる度に声を上げてしまい、シグを喜ばせるハメになった。 これでは日常生活に支障をきたすと、乳首に身体強化の魔法をかける事を思いつき、実行してみると大成功! シグがとても不満そうだから、夜には解除して敏感乳首に戻している。 俺、強化魔法が使えて良かった!! 番外編「運命の人」 完 ーーーーーーーー 何このオチww キョウレイ×アスリイは純愛的ないい話で終わったのに・・・何でこうなったw?

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