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番外編 ジュン×レンの過去と日常 レン終
魔王様、いや、ジュンさんに抱かれてしまった。
正直、あり得ないほど気持ち良かった。
・・・何あれ?
ドライでイキっぱなしって言うの??あんな事になるなんて・・俺が女の子としていたSEXなんておままごとみたいだ。
今も繋がったままジュンさんに抱きしめられている。しかも、あ、愛してるだなんて・・・
本当に??
本気で俺だけでいいって言ってるの??・・・けど、何だか信じても良い気がして来た。
だってすごく必死なんだよ。あの魔王様が。
「うん、ジュンさん。本当に俺だけにしてくれるなら付き合うよ。その代わり、一度でも浮気したら別れるからね。」
「マジか??!!絶対にしねぇ。レンだけにする。だから・・・」
「ち、ちょっと待って??また復活してる??!三回は出したよね?それも一回も抜かずに・・・まだするの??!」
「大丈夫だ。洗浄!回復!ほら、おれが出したのも消したし、レンの体も回復しただろ?」
そう言ってガンガン突いて来るジュンさん。
「いや、そうだけどっ?!感じすぎてツライのっ!イキっぱなしとか無理・・・あっ、あっ、また来ちゃうぅぅぅ・・・」
その後、またイキっぱなしになった俺の中に何回出したんだろう?もう数えるのも嫌になって放棄し、ただただジュンさんに揺さぶられた。
俺だけにしてって言ったの早まった??絶倫魔王様の相手、俺一人で務まるの??!
けどジュンさんが言うには、他の魔族や人族とは、一回出したらそれで終わりなんだって。それ以上ヤリたいとも思わないらしい。
だから、一回以上ヤッたのはカコさんと俺だけ。しかもこんなに何回も出したのは初めてらしい。
う~ん、喜んでいいの?これっ?!
付き合いだしてしばらく経ってから、憑依し完全同化したジュンキルとレンクーとしても肌と心を合わせた。
完全同化の憑依SEXはヤバい。
あんな・・・本当に心も体も相手と同化するとかあり?!
ジュンキルの気持ちが痛い程伝わってきて、俺もそれに答えて・・・キルとクーがお互いに愛し合ってくれてて良かったよ。じゃないとあんな一体感は得られないと思う。
身も心もトロトロにされた。
もう、離れられないと思う。
それはジュンさんも同じみたいで、付き合い出してからは本当に浮気をしていない。俺以外抱く気がしないらしい。
そしたら、あっという間に結婚する事になってしまった。
俺なんかに王妃様が務まるのかすごく不安だったけど、魔王様がジュンさんだからかなり自由だった。公務的な事も然程していない。
何と言うか、ジュンさんが働かなくても周りが勝手にやってくれるんだよね。別にジュンさんが指示を出しているわけでもないのに。思いつきで言ったような事でも、ジュンさんの為にみんなが動いてくれる。
そして何故かそれがすごく国や魔族の為になったりするんだから!
本当に根っからの天然魔族たらしで、信じられない程の強運の持ち主だよ。
結婚してから三年が経った。
ジュンさんは、もう俺以外を抱く事はないと周りにも宣言しているんだけど、それでも寄ってくる魔族や人族が後を立たない。男も女も同じくらいわんさか寄って来る。
それに嫌気がさしたジュンさんが、
「隠居する。」
って言い出した。
自分でデザインした城の一つに隠居して、俺と引きこもるって言って聞かない。
もちろん周りは反対したけど、言い出したらきかないのがジュンさん。
あっという間に隠居の準備を始めてしまった。
じゃあ次の魔王は?って話になる。
別に魔王は世襲制じゃないんだけど、力と魔力、契約精霊の力量から考えて、次の魔王はキョウくんかカグヤちゃんしかいなかった。
そこでしぶしぶ了承してくれたのがキョウくん。
「カグヤに任せたら国を破壊される。」
カグヤちゃんは、
「破壊させるのも面白そうだけど、あたしは自由でいたいから兄貴に任せるわ。」
って言って一件落着。
乗り気じゃないキョウくんには悪いけど、キョウくんにはシグくんっていう狂信者もいて、この子がまた宰相的ないい働きをしそうだし適材適所なんじゃないかな?って思う。
そんなキョウくんとシグくんにも、人族のアスラちゃんとユイくんという可愛いパートナーが現れて心底安心した。
アスラちゃんもユイくんもすごくいい子で可愛いし、俺もこの二人とお茶をするのがすごく楽しい。
姉さんもカグヤちゃんも自由に楽しそうに生きてるし、俺のまわりには幸せと愛が溢れている。
最初は戸惑ったけど、あの時ジュンさんの手を取って、気持ちに答えて抱かれて良かったと本当に思ってるよ。
そして今日も絶倫元魔王様に何度も何度も絶頂に追いやられる。
「もう、無理だよ・・ジュンさん、ヤダまた来ちゃうっ?!あっ、あぁぁぁぁぁ!!!」
「レン、レン、あぁ、もうっ!お前くっそエロんだよっ!ほら、もっとおれを欲しがれよっ!!」
幸せな隠居生活は、この先もまだまだ続いていく。
番外編「ジュン×レンの過去と日常」 完
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