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初夜*
さて、初夜だ。
何故か俺は、昼に着けていたヴェールと同じような、スケスケの純白のベビードールのような物を着ている。
お世話をしてくれる侍女さんに渡されたんだが、風呂上がりに広げてみて愕然とした。本当にこれ着るの?
うーん、キョウ喜ぶかな?・・・意外と喜びそうな気がする・・・着てみるか?ってノリで着てみたんだけど・・・何これ?エロすぎない??!
だって、乳首の所にリボンが付いていて、それを解くと縦に切れ目が出来て乳首がそこから出るし!!
セットで渡されたパンツはOバックっていうの?後ろはもちろん尻丸出しで、レースで腰と尻の下を固定している感じ。前もレースの申し訳程度の布があるだけで、もちろん色々はみ出ている。
こっ、これはいくらなんでも・・・と思って脱ごうとしたら、脱衣所の扉が開いてキョウが入って来た。
「ほう?これは・・・」
目が怖いよっ!!舌舐めずりまでしてるしっ?!
そのままお姫様抱っこでベッドに連れて行かれた。
「オレだけの王妃様・・・」
目を見てそう囁かれ・・・あぁ、この完璧な美貌を持つ魔王様が正式に俺の旦那様になったんだって実感。何これ?胸がキュンキュンする!!
どちらからともなく唇を合わせる。最初は優しいキスだったのに、だんだんと激しくなっていく。舌を絡ませあい、口腔内をくまなく舐め合う。
レースごと乳首を摘まれ体がビクリと反応する。
「いいね、このリボンを解くとアスの可愛い乳首が顔を出すってわけか。」
んな事言わなくていいからっ!
リボンを引っ張り、縦に割れた切れ目から俺の乳首を直接舐めるキョウ。
割とピッタリめのストレッチがきいたレース生地なので、唾液で濡れたレースが乳輪に貼り付き、そこから尖りきった乳首だけが出ている光景はかなり卑猥だ。
「ヤラシイな。片方だけじゃ不公平だからこっちも同じようにしてやろう。
ん?アス、お前のモノが下着を押し上げてるぞ?」
だから!言わなくていいって!!
自分でも分かっている。俺のモノはもうガチガチに硬くなって、小さなレースを押し上げ、先走りの染みを作り、直接的な刺激を求めている。
もう片方の乳首も同じ状態にされ、両方同時にキュッと強く摘まれた。
「はうっん!!」
「オレの王妃になっての初イキは乳首だけでか?」
「いや、無理だよ!キョウ、俺のモノも触って!!」
「仰せのままに。王妃様。」
下着ごとモノを扱かれる。レースに先が張り付いてちょっと痛い。
「んん、直接して欲し・・・」
すぐにレースの横からモノを引っ張り出された。先走りでトロトロの先端を指で撫でられ、根元までズルッと剥きながら扱かれる。更に乳首を舌先で穿られた俺は、呆気なくイッてしまった。
「洗浄。」
飛び散った精液とともに、俺の中にも洗浄魔法がかけられる。
うつ伏せにされ、俺の尻を撫でまわしながらキョウが言う。
「最高だな!このまま挿れられるのか。オレの奥さんがこんなヤラシイ格好をしてるなんて・・・滾って仕方がない。」
羞恥で顔が赤くなる俺。
香油を尻穴にふんだんに塗り込まれ、指で穴をほぐされる。ここ数日は結婚式の用意で忙しかったから久々なんだ。いつもより硬く閉じた穴をほぐすキョウはなんだか楽しそうだ。
「狭いな。まるで処女のようだ。初夜っぽくて興奮する。」
・・・そうですか。
「初対面でいきなり処女奪っといて何言ってんだよ?!」
「アスの処女は何度でも欲しいが?」
「何度もあんな痛い目にあってたまるかっ?!」
「ふむ、では今日は気持ちいい目にだけあわせてやろう。そろそろ挿れるぞ。」
正常位でキョウのザ・魔王様の先端を挿入される。そのまま浅く入口付近だけで抜き差しされ、奥が切なくなる。
「ん、ん、奥まで欲しいよ・・・」
「痛くないようにゆっくりな。」
今度はちょうどしこりに当たるぐらいまで挿れてきて、ゆるゆると腰を動かす。
そして、顔中にキスをし、首筋を舐め、再度乳首にも舌を這わせて軽く歯を立てる。
「はっあん、もう、奥まで突いてっ!お願い!もう俺処女じゃないから奥が切ないよ。だって俺の中はもうキョウの形になってるもん!!」
「くっ!オレの奥さんは煽るのが上手い。妻の要望は聞かなくてはな。」
そう言ってキョウはやっと俺を貫き、そのまま激しく突いて来た。
「はぁん!んっ、んっ、気持ちいい・・・」
キョウの指が俺の両乳首を捻り上げる。
「ひぁっ!!」
「何だ、またイッたのか?優しくしてやろうと思ったが、アスはやっぱり痛いぐらいに乳首を虐められる方が好きみたいだな。締まりすぎて食いちぎられそうだ。ほら。」
コリコリと乳首を強めに弄るキョウ。腰の動きも激しいままで、パンパンと尻が赤くなるほど打ちつけられている。
「あぁ、イッたのに!イッたからそんなに激しくしないでっ!ヤダ、来ちゃうぅぅぅ・・・」
「くっ!オレもイク・・・ほら、中で受け止めろよ奥さん!!」
俺の中でキョウの怒張が更に膨らみ、ビクッビクッと脈打った瞬間、熱い、熱い液体が俺の内壁にぶち撒けられた。
それと同時に俺もドライでイッた。目の前がチカチカして、強烈な快感に体がピクピクと痙攣する。
それに合わせてキョウのザ・魔王様も復活し、俺を抱きしめてからそのまま抜かずに突かれまくった。
なのに、突然俺の中からキョウがいなくなる。
「えっ?何で?ヤダ、抜かないで!」
俺を抱き起こして四つん這いにさせるキョウ。俺の中からキョウが出した精液が垂れるのが分かる。
「すげぇそそる。その下着から出てる尻は本当に最高だな。アス、自分で尻穴を広げてオレを欲しがれ。ほら、早くしねぇと挿れてやらねぇぞ。」
あぁ、絶倫魔王様降臨だ。やらなきゃ挿れてもらえない。欲しい。早く欲しい・・・
「お願い、キョウ、ここに挿れて?」
「本気で欲しがらねぇと挿れないからな。」
「うっ、もうっ!!この・・精液塗れの尻穴にキョウのバカでかいバキバキに勃ち上がったチンコを突っ込んでよっ!!早く欲しいのっ!!!」
「・・・最高かよ。」
一気に奥まで貫かれ、その瞬間にまたドライでイッた。数回、ギリギリまで引き抜き、ズドンと奥まで串刺しのように貫かれ、を、繰り返される。その後、ガンガンしこりを突かれ、俺はイキっぱなしになった。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!気持ちいいぃぃぃぃぃ・!!」
「アス、お前は誰のものだ?」
「キョウ、キョウだけのものだよ!!好き・・キョウだけが好き・・・俺はキョウだけのものだからぁぁぁぁぁぁっ!!!」
「オレもアスが好きだ。お前だけを愛している。オレもアスだけのものだ。」
わけが分からなくなった頭でも、キョウのこの言葉だけは覚えている。
その後、意識が飛びそうになるも、キョウに回復魔法をかけられ、そのままヤリ続けた。
途中でレイとリイも呼んでキョウレイとアスリイになって繋がったりもし、一週間ひたすらSEXし続けるという、獣人の発情期かよ?!ってくらいの初夜だった。
初対面の時もそうだったけど、最早初夜っていうか初週間だよねっ?!
そして、まぁ、何とか王妃としてがんばっている。そんなに仕事とかしてないけど。
上位魔族の方々の働きもさることながら、何かさぁ、前世と同じでシグが率いる魔王様親衛隊の活躍が半端ないんだよ。
シグ以外は見た事ないけど、魔族の国の至る所に潜んでいるらしく、情報網と行動力がすごい。そのおかげでキョウも俺も快適に魔王城で暮らしている。
ありがとう暗部!!
そんな感じで王妃になってからも、俺は毎日楽しく元気にキョウに愛されているよっ!!
「腹黒王子ちゃんは異世界でも完璧魔王に溺愛される 結婚式~初夜編」 完
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ここまでお読みいただき本当にありがとうございました!
これで完結とさせていただきます。
ルコ
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