緋音さんは、お腹の中を激しくかき回されながら、舌を何度も何度も吸われて、口の中を全部擦られながら、それでも抵抗はしないでオレの全部を受け入れてくれている。 時折、口唇を離す。 「あかねさん・・・好き・・・愛してる」 「んんんっっ！あっはぁはぁ・・」 また口唇を重ねて、舌を搦めとって吸って嬲（なぶ）って、腰を叩きつけて、ぐっちゃぐっちゃと音を立てて犯す。 緋音さんの頭からそっと手を離しても、緋音さんは逃げずに口吻けを続けてくれる。 オレはそのまま空いた手を緋音さんのものに伸ばして、自分の腰の動きに合わせて扱いてあげる。 「やだぁ・・・それダメ・・イクっっ・・！！」 「いいよ、イって」 ずれた口唇の端から叫んだ緋音さんの声を封じ込めて、腰の速度を更に上げて中がぐちゅぐちゅ音を立てて、痙攣したようにビクビクと締め付けてくるのを感じながら、容赦なく犯し続けた。 「んんんんっっ！！！・・・・んんふぅ・・・！！！」 オレの舌を強く吸い上げて、緋音さんの体がビクビク震えて、穴がオレのをぎっちぎっちに締め付けて。 オレの手の中で緋音さんが果てる。 オレはオレで、緋音さんのエロさと締め付けに負けて、中で大量に一滴残さず射精していた。 脳髄が痺れそうな快楽と、圧倒的な開放感。 ゆっくり口唇を離すと、緋音さんは小さく口唇を震わせたまま、上半身を支えていられずに、ぐったりと枕に沈み込んだ。 オレはゆっくりと緋音さんの中から出ると、今度は仰向けにさせて、細い綺麗な形の両脚を担ぎ上げた。 もう二回も思いっきり射精してるのに、オレのは全然萎（な）えてくれない。 この旅行のためにしばらく緋音さんも、オレも仕事を頑張ってしていたせいで、セックスできていなかったのもあるけど。 それにしても、自分でもおかしいと思うくらい、勃起がおさまらない。 緋音さんがいやらしくて可愛くてエロくて奇麗なのもあるけど、それにしても異常だ。 そう思いながらも欲情が止まらないので、オレはねっとりと緋音さんの穴に、まだまだ元気なオレのものを擦りつける。 「ちょ・・・待て・・・まだすんのか？」 緋音さんが、怯（おび）えたような表情でオレの肩を押しながら言った。 「もちろん。全然足りないです」 「嘘だろ？・・・嫌だ、もう無理、無理だから」 「オレを全部寄越せって言ったの、貴方ですよ？」 「・・・っっ！」 「全部、受け取って下さいね」 オレは満面の笑顔で。 「寝れると思わないで下さい。気絶しても抱いて起こしますから」 「嫌だ・・無理・・・無理だって！！」 ひきつった表情の緋音さんも、また可愛い。 ああ・・・本当にこの人は。 閉じ込めて、犯して、蹂躙して、組み敷いて。 オレの醜い欲望を全部注ぎ込みたくなる。 最高のご主人様。