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ヒクついてる粘膜に、軽く自分の先端を擦りつけてやる。いろんな液でぬるついているから、実は俺も気持ちがいい。回すように擦られると、すげぇヤバい。
このまま素股させてもいいかもしれない――と、この期に及んでまだ鬼畜な考えが浮かんでくる。
そのぐらい、視覚的にも感度的にもいまの真尋さんはアホみたいにエロい。
「い、れたい……これでっ、なか……ついて……っ」
擦りつけられているそれに、自分からも擦り寄って腰を動かしながら。あえぎすぎて掠れた声で、それでも吐息のあいだから俺にそう訴える。
「もっとちゃんと……言ってください」
「ちゃ、んと……?」
「良い子でおねだり上手な真尋さんなら、わかるでしょ?」
頬に手を添えて、鼻先がふれあう距離でそう返す。
ぎゅっと眉を寄せて、涙に瞳がとけそうになるから、真尋さんは十分に理解してくれたようだ。
恥ずかしさに揉まれて葛藤するその顔も、あきれるほどかわいくて色っぽい。
「……い、いれて……」
「いれて?」
「いれて……ください……っ」
「“ご主人様”……は?」
間髪いれずに返すと、それまでとろけていた顔がすこし歪んだ。歪んだ、と思ったらこらえきれなくなった涙が膨らんで次々にあふれてきて――
「う……ぇぐっ、うっ」
しゃくりあげながら泣きはじめた。
「真尋さん……」
――やりすぎた。
そんなこといまさら気づいたワケじゃないが、子供とおなじ泣き方をされれば、さすがにあせるし目も覚める。
「うっ……ご、ごしゅ……」
それでも真尋さんは続けてくるからさらにあせる。
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