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アイオープナー ⑦

 それと同時に扉が開く音がして、理人はありったけの力を込めて瀬名を押しのけると足早にエレベーターを降りた。 「全く、何を考えているんだお前は……っいくら誰にも会わないようになっているからと言ってあんな場所で……」 「どうしても我慢が出来なかったんです」 「な……っ」  瀬名は悪びれもせず、それどころか開き直った様子でさらりと言い放つと、まるで見せつけるかのようにネクタイを緩めながらこちらを振り返った。 「言ったじゃないですか。運命の出会いだって……。僕は貴方とこうしたくて堪らなかった。貴方の事が欲しくて堪らない……」  案内灯に従って部屋の前に着きドアをくぐるなり壁に向かって突き飛ばされた 「うわっ、何しやがるてめぇっ!」  壁に当たり、振り向くより早く瀬名が後ろから覆いかぶさって来る。慣れた手つきでベルトを外し、ズボンと下着を一気に膝まで引き下ろされた。突然の事に思考が追いつかず呆然としていると、露になった臀部にぬるりとした感触を覚えた。 「は!? おい、なにして……ばか、やめ……っ」 「嫌じゃないくせに」  言うが早いか瀬名は左手で尻たぶを掴むと左右に割広げ、ぴちゃぴちゃと音を立てながら窄まりに舌を這わせ始めた。 「や、あ……っ、やめろ、てめぇ何してんだ……っ」 「ん、部長のお尻は柔らかくて綺麗だな……」 「ひゃ、あ……っ」  肉厚な舌が内部に侵入してくる感覚にぞくりと背中が粟立つ。熱い吐息が吹きかかる度にそこはヒクヒクと収縮を繰り返してしまう。  理人は壁に爪を立てて必死で耐えるが、そんな事はお構いなしに瀬名は何度もそこを舐めては、唾液を流し込んでくる。 「あっ、あ……っ、い、いやだ……っ、きたねぇよ……そんなとこ……ッ」 「部長のココ、すごく綺麗で美味しいですよ……。ずっと、こうやって味わいたかった……」 「くそ、変態……っ」 「はは、お尻舐められて感じまくってる貴方に言われたくないですよ……ほら、ここ、誘うようにヒクついてて、凄くいやらしい……」  瀬名はうっとりと吐息混じりに呟くと、更に奥深くまで舌を潜り込ませて来た。今まで感じた事の無い、ぞわりとする未知の快感が脳天にまで駆け上がる。膝がガクガクと震えだし壁にしがみ付いていないと立っていられなくなる。  自然と尻を突き出すような姿勢になった理人の反応を楽しむように、瀬名は何度も舌を抜き差しする。  じゅぷ、ぐちゃと耳を塞ぎたくなるような卑猥な水音が鼓膜を震わせる。 「はぁ、やめ、ぁ……っ瀬名……せめて、ベッドに……っ」 「ダメです。ここでしたい……もう、我慢できないんです」  瀬名はそう言って顔を離すと、すっかり硬く張り詰めた自身のペニスを取り出し、双丘の間に挟み込むようにして擦りつけてきた。 「はぁ……部長のおしり、気持ちいい……」 「うぁ……ッ、あ……っ」  何度かスライドさせて割れ目を往復させると、瀬名はおもむろに先端を後孔に押し当て、ゆっくりと挿入し始めた。

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