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第5話
「....鍵、開いてんのか、不用心なこった」
自宅で私服に着替えた俺はプリントを持ち、唯人の住む部屋のドアノブを捻り、玄関に入ると、多数の靴があり、小首を傾げた。
泣いているような声にそっと足を踏み入れ....
大人の男だらけの部屋に呆然となり、立ち尽くす。
全裸の唯人はバックスタイルで丸くなり、声を殺し、見知らぬ男に掘られていた。
唯人を囲み、無骨な笑みを浮かべる男達。
中には、
「もっと声出せ!」
「腰を振れ、腰!」
などと野次を入れる輩もいて、思わず、足が退いた。
「おっと、大丈夫?お兄ちゃん」
全裸で咥えタバコの男に支えられ、ぎょっとし、腰を落としてしまった。
「大丈夫か?ガキには刺激が強すぎたかな?」
「晃...?」
涙目で虚ろな眼差しの唯人が俺を捉え、
「見ないで、逃げて、晃、早く」
掠れた声でそう言った。
「なんだ?あいつの彼氏か?」
「アルファっぽいな」
二人の男が俺の顎を掴み、まじまじと品定めでもするかのように俺を見る。
「お、お前らだって、アルファだろ」
「ああ、そうだけど?ガキのアルファは試した事がねーなあ?」
「アレと違って濡れねーんだろ?ま、どうにかなるか」
「や、やめ、放せ...!」
二人がかりで、服を脱がされる。
「やめろ!俺はアルファだ!」
部屋にいる数人、唯人を犯している奴までもが俺を見てほくそ笑む。
「嫌、嫌だ、やめ....!」
「ローション代わりになるか?」
唯人の裸体に飛び散った精子を、穴に塗られて、ゾッとした。
「や、やめろ...!」
無造作に、唯人なのか、それとも他の男達のものかわからない精子をローション代わりに指が挿入され、掻き回される。
「や、やめろよ...!」
「暴れんな、ぶっ殺されてーのか」
鋭い眼光に、ひれ伏すしか無かった。
しばらくすると、指より太い....
見知らぬ男の勃起が差し込まれ、痛みに体を捩らせ、呻いた。
「ほら、じっとしてたら、ちゃんと感じさせてやるから、大人しくしてろ!」
次第に腰遣いが早まり、
「アルファなだけに締まりは抜群だな」
「マジ?次、俺な」
俺の穴に順番が出来る....。
アルファの俺に....。
屈辱に堪えながら、男達を受け入れ続けた。
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