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マザー1

 白い身体が男達に犯されていた。  少年はそれを見ていた。  犯されているのは、「マザー」と少年達が呼んでいる男だ。  本来、マザーとは「女」であることは少年は知っている。    ただ「工場」には「女」はいない。  いつかその日が来たら、少年も「女」を知ることになるだろうけれど。  少年は倉庫の棚に座り、マザーが犯されるのをじっくりと見ていた。  初めてじゃない。  外から来た奴らが、マザーをここに連れ込みたがるのは知っていた。  少年は随分前に、マザーがここで何をされているのかを、こっそり見に来て知った。  それ以来、マザーが連れ込まれる時には自分もここに、覗きに来るようになった。  でも、今日みたいに3人かがりで犯されているマザーを見るのは初めてだった。  「マジかよ。本当に二本挿ったぜ」  男がかすれた声をあげた。  男は背後からマザーに入ったところだった。  マザーは全裸にされ、後ろの穴を男達の複数のモノで犯されていた。  騎乗位の形で男に跨がされ、まず一本。  そして、押しつぶされるように背後からのしかかられ、もう一本。  「キツ・・・」    下の男が苦痛のように呻いた。   でも、マザーの白い胸を、淡く色付く乳首を弄らずにはいられないらしい。  夢中でそこを摘まんでいた。  「すげぇ・・・こんなにヤらしい身体見たことねぇ、・・・男なのに」  男は胸を夢中で撫でさする。  なだらかな、白い胸は、男のそれと言うよりは胸が膨らむ前の少女のようでありながら、誘うようで背徳感のあるいやらしさがあった。   「真っ白だ・・・」  背後から犯している男は、真っ白な背中を夢中で吸い始めた。  そして、男達は腰を動かし始めた。  マザーの身体はそれにあわせて、ビクビクと震える。  マザーの声が聞こえないのは口が塞がれているからだ。  3人目の男のモノを喉の奥まで突っ込まれている。  サンドイッチのように二人の男に身体を挟ませ、後ろの穴に二本のモノを受け入れ、前からは三人目の男のモノを口から喉へ突っ込まれていた。  「喉・・・締まるぜ」  男は腰を躊躇なく顔に打ちつけながら呻いた。  ぐうっ  うっ  ぐふっ   マザーの苦しむような声が漏れる。  「・・・コイツ、勃ってやがる。すげぇ、こんな風にされてても勃つのかよ」  下からマザーを貫いている男が指摘した。  確かにマザーのそれは勃ちあがり、ポタポタと汁をその先から零していた。  「お前はド淫乱だからなぁ・・・気持ちいいんだよなぁ」  背後から貫いている男が、マザーの耳を噛みなから囁いた。  「後で1対1で相手してやるから・・・もう少し頑張れよ・・・お人形さん」  激しく背後から突き始める。  そのモノが中でもう一人のモノと擦れ合って、下から貫いている男が声を上げた。  2つのモノが、マザーの中で擦れあい絡みあう。  マザーの中を最大限に押し広げながら。  その感触にマザーは震えた。  「・・・たまんね」  喉を犯していた男が呻いた。  喉の最奥で放たれ、マザーの呼吸が止まる。  後ろの穴も2つのモノで汚される。  マザーは背中を限界まで反らした。  マザーは自分のモノからも白濁を吐き出していた。  マザーの白い身体は床に投げ出された。  ここからは一人一人に納得するまで、貪られるのだ。  「仕事が出来なくなったら困る・・・あまりむちゃくちゃしないで・・・」  マザーは頼む。  マザーの美しい優しい顔が泣きそうに歪んでいる。  そんなのは、コイツらの加虐心を煽るだけなのに。  「仕事・・・ねぇ。あのガキどもの面倒か?1日位なら飯も喰わなくても大丈夫さ。それにお前の本来のお仕事は・・・その身体でご奉仕することだろ?・・・お人形さん」  背後から貫抜いていた男が、順番だと、マザーにのしかかる。  そしてマザーの顔に、出したばかりのそれを近づけた。  マザーの頬なでる。   「こんなにまだ綺麗なのになぁ。多少年くっててもお前ならまだまだイケるのになぁ。だから、俺達が可愛がってやるよ・・・。そんな淫乱な身体でガキの世話なんかだけしてられないだろ・・・」   男の手がマザーの胸を弄る。  淫らに白い身体に咲く乳首は、触らずにはいられないらしい。  淡い色のそこを親指て撫でるように回し、押しつぶす。  「はあっ」  マザーが喘いだ。  「お前は俺のを舐めて、勃たせて、その穴で精一杯ご奉仕するんだよ、人形。それが終わったらコイツらにもそうする、いいな」  男は笑った。  従順におずおずと、マザーが男のモノに手を伸ばす。  そして、綺麗な唇を開いて現れた赤い舌が男のそれを舐め始めた。  「すげぇ、やっぱりすげ・・・」  呻いたのは男だった。     マザーは淫らに、手でしごきながら、舐め、今度は唇でしごきながら男のモノを責め立てた。  「マジ・・・ヤバい・・・」  あっという間に男のモノは質量をましていく。  「脚開け、挿れるぞ」  男は言った。  マザーは自ら脚を開き受け入れる姿勢を作った。  白い両脚を担がれ、挿入される。  「・・・ヤバい。ここ絡みついて・・・」  挿れながら男が呻く。  「はあっ・・・いいっ・・・」    マザーが喘ぐ。  「ド淫乱が・・・」  男は苦しげに喘ぎ、腰を打ちつけ始めた。  「あっ・・・はあっ・・・」  マザーが声をあげ、乱れ始めると男も狂い初めていく。  「たまんねえよ、畜生!・・・はあっ・・・ああっ!」  男は声を上げて性器をその中で捏ねることだけに夢中になっていく。  マザーの喘ぎ声よりも、男の喘ぎ声のが大きい。  「くそっ、搾り取られ・・・る」  男は苦しげに叫ぶ。    

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