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第44話
「…え?緑川先輩に?」
「そう、さっき呼び出されて行ったけど。仲いいねあの二人」
「…!どこに?」
「場所は…うーん…言ってなかったよ」
クラスメイトが玲二に知らせてくれた。
今日は昼飯別々だったんだよな。
食欲ないからって教室に残った詩。
僕は学食行ってたし…
弁当は持ってたみたいだけど。
もう昼休み終わるのに…
まだ戻ってこない…
嫌な予感がしてすぐ菊池先輩に連絡した。
すぐに返事が来る。
「オッケー!大丈夫!先輩にまかせてね!屋内くんは普通に授業してね♡」
調子のいいメッセージだけど頼もしい。
どこに行ったの詩ー!!
何も出来ない自分が不甲斐ない。
わー!先輩お願いっ!詩を守って!!!
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