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ハル2

「ひっ?!!いやぁぁぁぁぁぁっっ!!!」 指が抜ける際の刺激で可愛い声をあげるトモ。 「お望み通り抜いてあげたよ?このまま放置して終わる?オレも流石にそろそろ眠たいし・・・」 これ見よがしにあくびをしてみせる。 「うっ・・うぅっ・・・ハルさんは意地悪だ・・・僕、全部初めてなんだよ??頭の中ぐちゃぐちゃで、どうしたいのかなんて自分でもまったく分からないのに・・・」 そう言って涙ぐむトモを見て、めちゃくちゃ焦った。 「ごめんっ!調子に乗りすぎた!!トモに求められたくてつい・・・」 目尻に溜まった涙を唇で吸い取る。ダメだなオレ。いつもの調子でやってしまった・・・トモを泣かせたいわけじゃないのに・・・こんな純真な子に駆け引きめいた事をしちゃいけなかったんだ。 トモを抱き寄せ、軽くキスをして頭を撫でる。 「ごめんね。トモにオレが欲しいって言われたくて・・・トモは嫌?やっぱり男に抱かれるのって抵抗ある?」 「・・・分かんない。けど、ハルさんに色々されて欲情したのは確か。ミハ姉に漫画とかゲームとか見せられたから、男同士でのヤリ方は知ってるし、ハルさんにならそうされても嫌じゃない・・・です。 ミハ姉に散々『トモは絶対受けよね!』って言われてたから洗脳されてるのかもしれないけど・・・でも、それとは別で実際に挿れられるって思ったらやっぱり怖くて・・・さっきはそんな状況になった体に感情が追いつかなかった感じ・・です・・・」 お姉さんに感謝だな。けど、ある程度の知識があるから余計に怖いのか? 駆け引きなんかしてる場合じゃない。トモは今まで相手にして来たヤツらとは違うんだ。 「本当にごめん。がっつきすぎたね。トモがそう思えるまで待つよ。オレ、トモとの事を今日だけにするつもりはないから・・・トモ、オレと付き合ってくれない?」 「へ?僕なんかと?!冗談ですよね?だってハルさんめちゃくちゃモテそうだし・・・」 「『僕なんか』じゃない。『トモだから』だよ?オレ、そりゃモテるけどさ。今までこんな気持ちになった事ないの。自分から『付き合って』なんて言ったのも多分初めてだよ。 お願いします!付き合ってください!!」 むちゃくちゃびっくりした顔のトモ。あぁ、涙も止まってる。良かった。 「・・・・・・はい。」 「ホントに?!!ありがとう、トモ!!って、裸でする話じゃないよなw」 オレはかろうじて部屋着の短パンを履いてるが、トモは全裸。オレの言葉で我に返ったトモは、さっと布団で体を隠す。今さらだっつーの。可愛いからいいけど。 「ねぇトモ。せっかく恋人になったんだから、もうちょっとイチャイチャしていい?最後まではトモがいいって言うまで絶対にしないから。」 「・・・はい。えっと、その、さっきは僕だけ気持ち良くしてもらったのに、その後嫌がってしまってごめんなさい。」 「いや、それはオレが悪いから。強引にしたくせに意地悪言って・・・本当にごめんね。」 「・・・ハルさんはまだ僕の体に欲情しますか?」 はっ?!何言ってんの??するに決まってるよねっ??! 「・・・めちゃくちゃしてるよ。正直、かなり自制してる。けど心配しないで?トモに嫌われたくないから、もう絶対に強引にはしないし意地悪も言わない。」 「いや、あの、えっーと、僕・・・どうしたらいいか分からなくて戸惑ってたのと、いきなり最後までは怖かっただけで・・・ゆ、指が三本も入ったとかびっくりして・・・け、けど、気持ち良かったし、僕もしたかったんですっ!!! だからあの・・抱いてください・・・」 そう言って布団を離して寝転がり、おずおずとオレを見上げるトモ・・・ちょっと待って??!何?何が起こってるの?? 「さっきはパニックになっちゃったけど、僕もして欲しかったんです。一夜限りでもいいからって思うくらいに欲情はしてたから。そ、それに恋人になったんだし・・・ハルさんに僕の初めてをもらって欲しい・・・」 「トモ?そんな事言ったら絶対に止まれないよ?本当にこれを挿れてもいいの?」 オレは短パンを脱いで、今のトモの言動でバッキバキに復活したモノをわざと見せつけた。

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