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トモ3*
「ひっ?!!」
ハルさんのそれは僕のモノとは全然違って、何と言うかそれ自体が独立した生き物のようだった。赤黒くて、血管がビキビキに浮き出ていて・・・先端からは涎を垂らしている。
あぁ、僕、ハルさんにすごく我慢させちゃったんだな。
キスされて、それ以上も色々されてた時には、本当に一夜限りでもいいから抱いて欲しいって思ったんだ。
なのに途中でパニックになって泣くなんて・・・ハルさんにめちゃくちゃ気を使わせてしまって・・・ま、まぁ、そのおかげで?告白してもらえちゃったんだけどっ!!
「ほら、やっぱり怖いんでしょ?無理しなくていいよ。」
そう言うハルさんの顔とモノを寝転んだまま交互に見つめる僕・・・う~ん、グロテスクなんだけど・・・ハルさんに付いてるモノで、僕を見てこうなってるんだと思うとちょっと可愛く思えて来たような?
テラテラと濡れて光る先端を凝視していると、鈴口から先走りが溢れ出る。うん、やっぱり生き物みたい。魚類っぽい?
指で突いてみると、ハルさんが焦った声をあげた。
「ちょっっ?!ちょっとトモ??何してんのっ?!!」
ハルさんを焦らせた事に気を良くした僕は、ベットの上で起き上がり、意を決してモノをつかみ先端をペロリと舐めてみる。
うわぁっ?!!変な味っ!!!先走りってこんななんだ・・・
けど、ハルさんが出した蜜だと思うと嫌ではなかった。
だからそのままペロペロと舐めてみたんだけど・・・
「ふわぁっ??!やめ、ちょ、トモっ?!!ヤバいってっ!!!もう無理っ!!限界だわ。ブチ犯すっ!!!」
えっ?!僕、ハルさんのエロスイッチ押しちゃったっ??!
「オレ、かなり自制してるって言ったよね?強引にした事を反省して、トモの気持ちが追いつくまで待つつもりだったのに・・・けどトモがそんなに煽るのなら遠慮なくいただくよ?もう『怖い』って言ってもやめないからね?!」
「えっ?えっと・・・ごめんなさい。自分でも矛盾してると思うんだけど・・・僕が泣いてハルさんが優しくなってから、怖いって気持ちが急速に萎んでいって・・・こ、告白までしてもらったし、なんて言うか・・・抱かれたいって気持ちの方が強くなって・・・」
僕は自信を持って言った。
「だってハルさんはさっきとは違って、僕が怖くないように優しく抱いてくれるんですよね?」
「!!!・・・あっ、あぁ、そうだね。優しくするよ・・・」
ハルさんが一瞬、びっくりした表情になったけど、大丈夫だよね?
僕はその後、ハルさんにそっと抱きついて身を任せた・・・
優しく啄むようなキスを顔中にされ、さっきからの愛撫で敏感になった乳首にもキスされる。そして優しく舌を這わされると、僕の下半身はまた反応し始めた。それと同時に、ローションが馴染んでグチュグチュしている後ろの穴が切なくなる。
「ハ、ハルさん・・・僕、後ろが変・・・」
またびっくりしたような顔になり、ちょっと怒ったように言うハルさん。
「はぁ、オレ、トモに振り回されっぱなしだわ。必死で優しくしようとしてるのに容赦なく煽ってくるし・・・天使じゃなくて小悪魔かよ・・・?」
「??ごめんなさい・・・?」
「あぁもうっ?!!可愛いってーのっ!!!・・・ん。さっき散々解したから柔らかいね。ちょっとローションを足すよ?」
僕の後ろの穴は、グチャグチャと湿った恥ずかしい音を立ててハルさんの指を飲み込んでいる。
そんな所を弄られてるのに違和感と圧迫感だけじゃなく、微かな快感も生まれて来たんだ。特に乳首と一緒にされると顕著に反応してしまう。
・・・なんか大丈夫な気がする。
「・・・ハルさん、指じゃないの・・・い、挿れてください・・・」
僕はおずおずと足を開き、そう言った。
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