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ハル3*
あぁ、もうっ?!!何なんだよこの天然小悪魔はっ?!
オレは明らかに翻弄されていた。
さっきはトモから求められたくて、わざと指を抜いて意地悪な聞き方をしたら泣かれてしまい、焦りまくって告白するというわけの分からない展開。
そこから何故かトモが積極的になって・・・いや、嬉しいんだけどさっ!!
トモがオレのモノをペロっと舐めた瞬間、イキそうになった。アレンには申し訳ないけど、好きな子が相手だと全然違う。今までの性欲を満たすだけの行為を猛省してしまった・・・実は今朝帰って来てから風呂でめちゃくちゃチンコを洗ったんだよオレ。本当にアレンには申し訳ないんだけど。
で、流石に限界でガツガツいこうとしたら「優しくしてくれますよね?」とか釘を刺されるし、かと思いきやさっき言わせたかった「指じゃないの挿れて」とかってセリフをサラッと吐きやがる。
今なんておずおずと足をおっ広げてんだよっ?!
普段は純真無垢な天使だけど、こういう時は天然小悪魔になるのか?
・・・最高じゃねぇ??!!!
それに翻弄されて調子は狂いっぱなしだが、どうしようもないくらいにトモに惹かれているのも確か。
「うん、じゃあ、ゆっくりゆっくりね?」
オレは指をそっと抜き、自分のモノにゴムを付けローションを塗す。そして先端をトモの尻穴に押し当てた。
ジュブリと音を立て、亀頭がトモの中に飲み込まれて行く。一気に突き入れたい衝動を我慢して、先端だけをチュポチュポと出し挿れする。散々解したから入口は柔らかい。
「んっっ、んんっ!・・・・・・??」
どうしてそれ以上入って来ないのか不思議そうなトモ。けど、衝撃に備えて強ばっている体が緩むまで先には進まないつもりだ。焦れて欲しがってくれたら最高なんだけど・・・さっきの二の舞にならないよう言葉にはしない。
トモがもっとオレを欲しくなるように、ゆっくりゆっくり先端だけを抜き差ししながら、反応が良かった乳首を捏ねる。親指でグリグリと押し潰すように捏ね回せば、トモの尻穴の入口がキュッと締まった。
「トモはやっぱり乳首を強めに虐められると感じるんだね。可愛いなぁ。」
しばらく強弱をつけながら親指と中指でコリコリと扱き、ピンピンに勃ち上がった乳頭を人差し指の爪で擦ってやれば、トモの腰が動く。
「あっ、あっ、あぁぁぁぁぁぁぁっ!!ハルさん、ハルさん、もう、お願いだからちゃんと挿れてくださっ、ひうっ?!!ひゃっんんんっ!!!」
・・・うん、最高。
オレはキツキツの隘路の中、もう少し腰を進め、トモの中のしこりを押し上げるように突いてやると可愛い声で鳴いた。
「トモ、痛くない?」
「ひゃい・・・おっきすぎて僕の中がパンパンで苦し・・・で、でも、あっ、あっ、そこヤダぁぁぁっ!!!」
「ふふ。初めてなのに中で感じるなんてトモは優秀だね。嬉しいなぁ。ねぇ、そろそろ奥まで挿れるよ?」
流石にここまで来たら拒否される事もないだろう。
オレは少しずつ奥へ奥へと腰を進める。トモが苦しそうな表情を見せたので、苦痛が少しでもまぎれるよう深いキスをする。舌を絡ませあい、お互いの唾液を啜る。不慣れでぎこちないトモの舌技に逆に興奮し、オレのモノがトモの中で膨らむ・・・ヤバい、逆効果だったかも・・・?
だが、トモがキスに溺れ体の力が抜けた瞬間、最奥まで一気に貫いた。
「いっ、いやぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
その衝撃で叫ぶトモにあり得ないほど興奮してしまう。
この無垢な天使をオレだけのものにしたんだ・・・
奥の壁に先端がコツンと当たる。この壁の更に奥も暴きたい所だが、今はまだ我慢だ。
「全部入ったよ。苦しい?しばらく馴染むまでこのままでいるからね」
ハクハクと必死で息をしているトモの頭を撫でながら、幸せを噛み締める。好きな子の処女をもらったんだ・・・あぁ、オレだけの天使、オレだけのトモ・・・それはなんて甘美な存在なんだろう。
このまま動かず吐精しなくてもいいくらい・・・いや、やっぱり中で果てたいな。出来ればゴムなしでトモの中に吐き出してマーキングしたい・・・オレは初めての感情に戸惑いつつ、ゆっくりと腰を動かし始めた。
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