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LIVEに向けて(2)
最後のゲネプロのサウンドは、一際気持ちよかった。
カイのドラムがドコドコ鳴るたびに
僕の口の中に溢れる彼の愛液の味が蘇った。
シルクの重低音が響くたびに
僕の中で脈打つ彼のビクビクした振動が蘇った。
そしてサエゾウのリフに包まれるたびに
彼の指や舌が僕の身体を這い回る感触が蘇った。
僕はもう…
完全に彼らのサウンドに犯されていた。
身体はビクビクと震え…
意識さえ、朦朧としてきた。
目の前の映像の世界へ行ったっきり…
二度と戻って来れないような気がした。
それでも何とか、最後まで歌い終えた僕は…
曲のエンディングの途中で、
その場に崩れ落ち…倒れた。
曲が終わり…
ベースを下ろしたシルクが、僕を揺り起した。
「カオル、大丈夫?」
「ゲネプロでこんなんなっちゃうんじゃ、本番どーなっちゃうんだろうね」
サエゾウもギターを下ろしながら言った。
「はぁ…はぁ…」
僕の身体は、勝手にビクビクと震えていた…
カイがドラムから立ち上がって、僕のそばに来た。
そして、僕の顎を掴んで顔を上げさせた。
「…んんっ…」
「なんつー顔してんだ…」
僕はまさに、身体中を愛撫され、
今にもイきそうな恍惚の表情に、なっていた…
カイは唐突に、黙々と僕のズボンを脱がせた。
僕の…いきり勃って小刻みに震えるモノが露わになった。
「あーあーそんなになっちゃって…」
サエゾウが、若干嘲笑うように言った。
カイは、そして自分もズボンを脱ぎ捨てた。
「あ、何?ずるいー」
「いやだって…たぶん俺がいちばんヤバいと思う…」
カイのモノも、負けず劣らずガチガチに勃っていた。
「あー後ろ姿効果ね…」
「しかも、今回のカオル…マジでヤバかったもんな」
もう放っておいてもビクビクな僕の、
両足を開くや否や…カイは自分のモノを突っ込んだ。
「んあっ…」
僕は更にビクビクッと震えた。
そのままカイは、激しく奥まで何度も突いた。
「あっ…あっ…あっ…」
そのたびに僕は、力無く喘いだ。
そして、呟くように、言った。
「…あっ…カイさんの…ドラム…気持ちいい…」
「んんっ…あ、ああっ…」
それを聞いたカイは、勢いよく僕の中に吐き出した。
ほぼ同時に…僕のモノも吐精してしまった。
「はぁ…はぁ…」
「もうー2人とも、せっかちだなー」
言いながらサエゾウが、
僕の頭の上から、僕のシャツのボタンを外した。
「ちょっとは前戯しようよ」
そう言って彼は、上から僕の両乳首に触れてきた。
「…んんっ」
再び僕は、ビクッと身体を捩らせた。
「…ヤバい、このままいたら、また勃っちゃう…」
そう言ってカイは、急いで僕から引き抜いた。
「おかわり欲しいでーす」
サエゾウは、僕の乳首を指で転がしながら言った。
「はいはい…」
カイは、そのままの格好で、
カウンターの向こうに行った。
シルクは、僕らを擦り抜けてカウンターに向かった。
そして煙草に火をつけた。
「俺も吸いたいでーす」
シルクは、しょうがないなーっていう風に
自分の煙草を、サエゾウにひと口吸わせた。
「ふぅー」
煙を吐きながらも、彼は手を止めなかった。
ときどき、首の方とか、
僕の耳とかくちびるとかにも触れながら…
それでも片方の手は、乳首から離さなかった。
「んっ…あっ…」
僕の身体は、またビクビクと…
震えが止まらなくなってきた。
カイが、サエゾウのおかわりドリンクを出した。
シルクは、それをサエゾウに手渡した。
「さんきゅ」
サエゾウは、やっと僕から手を離し…
それを受け取って飲んでから…
ゆっくり、僕の上半身を起こした。
シルクが、もう1杯持って僕の前にしゃがんだ。
「カオルも飲んどいた方がいいよ」
そう言って、それを僕に飲ませた。
「…んっ…ん、」
上手くキレイに全部は口に入らず、
僕の胸元にハイボールがボトボトと滴れた。
「シルク、下手くそだなー」
「わざとだよ」
そう言ってシルクは、
僕の胸元に滴れた水滴を、ペロペロと舐めた。
「あっ…んんっ…」
「あーそういうの、ありなのかー」
サエゾウは、そう言って、
再び僕を仰向けに寝かせた。
「だったらいっそ…こうしちゃえー」
そして、僕の乳首めがけて…
自分のグラスからハイボールをポタっと垂らした。
「んっ…ああっ…」
その冷たい刺激に、僕はまたビクンと震え上がった。
サエゾウは、面白そうに、
何度も何度も垂らした。
「あっ…あっ…」
そのたび、僕はビクビクと悶えた。
今度はシルクが…
持ってるグラスを、僕のモノにピトッと押し付けた。
「…!…んあっ…」
それに反応して、僕のモノはビクっといきり勃った。
「なんか、理科の実験してる気分…」
「理科ってか…保健体育の実験だけどなー」
シルクは、その冷たいグラスと、自分の舌とで
交互に僕のモノを弄んだ。
サエゾウは、ビチョビチョになった僕の乳首を
味わうように舐めた。
「…は…ぁ…ぁ…」
それはそれは、気持ち良すぎて…
声を出す気力さえ、僕は奪われていった。
てか、貴方たち…
逆に前戯に凝り過ぎじゃないですか…
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