ショウヤは、その後も何度も… 僕の秘部を、指で責めた。 僕の身体… 一体どうなっちゃったんだろう… 完全に朦朧としながら…僕は… 何度も打ち寄せ続ける、快感の波に溺れていた。 ヒクヒクと身体を震わせる僕を見下ろして… ショウヤは呟いた。 「僕の手で…カオルさんがこんなになるなんて…」 彼はとても満足そうに 悪い笑みを浮かべ続けていた。 そして、満を持したように… ショウヤは、やっと自分のズボンを脱いだ。 「挿れますね…」 言いながら彼は、僕の両足を開いた。 「…僕の…欲しかったんでしょ…？」 「…」 ニヤッと笑いながら… ショウヤは、ついに僕の秘部に… 自分のモノを押し込んできた。 「…っ…んっ…」 何度も責められ、激しく感度が増したそこに、 いきり勃ったショウヤのモノが、 グリグリと突き上がり… 僕は本当に… おかしくなってしまいそうに、気持ち良かった。 奥まで到達すると… ショウヤは、僕の中の感触をしっかり味わうように… 動きを止めた。 僕の中で、パンパンに膨張し、 ビクビクと脈を打つショウヤのモノから広がる快感が…僕の身体の手足の指先まで行き渡った。 まるで、その快感が血液に溶け出して… 毛細血管まで、駆け巡っていくような感覚だった。 「…大丈夫ですか…？」 「…っ…」 「…目…開けられます…？」 「…」 僕は、必死で…少しだけ目を開けて、 ショウヤの目を、見上げた。 「…すっごく…悦い…顔です…」 その瞬間… 僕の中のショウヤのモノが、更に大きく脈打った。 そしてショウヤは… また取り憑かれたように… 激しく自分の腰を動かし始めた。 「はあっ…あっ…ああっ…」 ショウヤは、大きく声を上げた。 「…っ…っ…」 僕はもう…声すら出せなかった… 激しく揺らされながら… それでも確実に、またも僕は絶頂へ向かっていった。 「…はっ…あああっ…んんっ…」 ショウヤの身体がビクビクと大きく震えて… 僕の中に、生暖かい感触が広がった。 それは… 絶頂付近を彷徨い続けていた、僕のトドメを刺した。 「…っ…ぁ…」 ビクビクと震えて、吐精すると同時に… 僕は…意識を失ってしまった。 「…カオルさん…」 「…う…ん…」 「カオルさん、大丈夫ですか？」 気付くと、隣に寝転がったショウヤが… 僕の顔を覗き込んでいた。 「…」 「…すいません…カオルさんが可愛い過ぎて…うっかりやり過ぎちゃいました」 「…っ」 僕は、記憶を辿った… そして、しみじみショウヤの顔を見上げた。 「…スイッチ…切れたんですか…？」 「…」 「いつもの…泣き虫ショウヤさんですか…？」 ショウヤは、 少し恥ずかしそうに…頷いた。 「…あんなスイッチ隠し持ってたんですね…」 「…すいません」 そっか…もともと二次元の人だからな… 二次元人格が、何かの拍子に出てきて憑依しちゃったんだろうか… …ていうか 二次元の中では、 こんなに悪くてエロい人なのかー 「…どこで切り替わったんですか…」 「たぶん…ズルいカオルさんに、スイッチ押されちゃったんだと、思います…」 ショウヤは、少しホッとした表情で… パタっと仰向けになった。 「…ああ…カオルさんとこんな風にできるなんて…」 溜息混じりに呟きながら、 ショウヤは、感無量な表情で…目を閉じた。 また… ちょっと泣きそうになっていた。 僕は、何とか顔だけをショウヤの方に向けて… 小さい声で言った。 「何か…まだゾワゾワしてる感じがします…」 ショウヤも、僕の方を向いた。 「出さないで…イけました？」 「…何だったんですか…あれ…」 「そういうイき方が出来るみたいなんです…」 ショウヤは、続けた。 「自分では、上手くイったこと無いんですけどね…カオルさんなら、きっとイけると思ってました」 「…」 自分…？ 自分で…って言ったよな、今… 「スゴく…悦い顔、いっぱい見れたし…」 ショウヤは、少しずつ顔を近付けてきた… 「カオルさんの事…スゴくよく分かっちゃいました」 言いながら彼は、 そっと僕に口付けた。 「…んんっ…」 僕はまた、ビクッとしてしまった。 急いで口を離して…僕は言った。 「あんまり刺激しないで…ください」 「…」 「…また、気持ち良く…なっちゃう…」 ショウヤはまた、ふっと笑った。 「…そんな事言われたら…またスイッチ入っちゃうじゃないですか…」 言いながら彼は、僕の頭を抱きしめた。 「…気持ち良くなっちゃったら…今度は、僕がショウヤさんに…挿れます…」 僕は目を閉じて…小さい声で言った。 「…」 それを聞いたショウヤの目からは、 やっぱり涙が、溢れてしまった…