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巡礼の余韻(1)

だいぶ飲んできた事もあり… 僕らは、いったんトイレに行ったり、 ちょっと水を飲んだりしてから… 改めて、布団に並んで寝転がった。 それでも… ショウヤのスイッチは治らなかった。 彼は身体を起こすと、 再び、取り憑かれたような、うっとりした表情で、 激しく僕に口付けてきた。 「…んんんっ…んっ…」 思いの外、長くていやらしい彼の舌が… 僕の口中をあちこち刺激しながら、 僕の舌に絡みついてきて… 僕はそれだけで…胸がキュンとなり、 身体の芯が、どんどん熱くなっていった。 僕の頬に、唾液が滴った。 そしてショウヤの手が… ズボンの上から、そっと僕のモノに触れると… 僕は、ビクビクッと震えた。 ゆっくり口を離れて、彼は囁いた。 「僕のキスで、こんなんなったんですか…?」 「…っ」 彼の手は…いきり勃った僕のモノを、 更にいやらしく撫で回した。 「…はぁっ…あっ…んんっ…」 ショウヤは、マジマジと僕の顔を見ながら… ニヤっと笑って言った。 「やっぱり…スゴく、エロくて可愛いです…」 息を上げながら… 彼はまた、僕の口に…舌を激しく突っ込んだ。 「…んんんっ…」 僕はまた、大きく震えた。 それからショウヤは、 僕のパーカーのジッパーを、ゆっくり下ろした。 その、ジーっという鈍い音が… 更に僕の快感を湧き立てた。 ゆっくりと、パーカーを両側に開いて… 彼の手は、僕のシャツを捲り上げていった。 「…んっ…んん…」 だんだんと、乳首が露わになっていく感覚に… 僕の身体は更にビクビクと震えた。 「…触ってないのに…もうこんなんなってる…」 僕の乳首は、それまでの色々のせいで、 既に固く尖ってしまっていた。 彼は…貪るように、それに吸い付いた。 「はっ…ああっ…あっ…」 彼は、その固い尖に… 舌を絡めるように激しく突いた。 そして、もう片方の乳首を指で転がした。 「…んあっ…あああっ…はぁっ…」 僕は激しく身悶えた。 僕のモノが、どんどん熱さを増していった。 「…もう…イっちゃいます…出ちゃいます…」 言いながら… 僕は自分から、自分のズボンに手をかけた。 「脱がせて…欲しいんですか…?」 それを見て… ショウヤは、僕に囁いた。 「…っ…んんっ…」 僕は、ビクビクしながら… 小さく頷いた。 彼はまた、ニヤッと笑いながら… 乳首から手を離して、 僕のズボンをゆっくりと脱がせた。 「んんっ…あっ…」 いきり勃った僕のモノが… ショウヤの目の前に、露わになっていく感覚に、 僕は一層震えた。 「…ホントだ…出ちゃいそうですね…」 「…あっ…んんんっ…」 触れられてもいないのに… 僕のモノは、更にビクビクと熱さを増した。 「見てるだけでも、イっちゃいそう…」 僕は、顔を歪めながら… 首を横に振った。 ショウヤは息を上げながら…また囁いた。 「スゴく…悦い眺めです…」 「…っ…んっ…」 彼はしばらく…自分もハアハアしながら、 震えよがる僕を見下ろしていた。 「…んん…んっ…」 僕は、泣きそうになりながら… 熱く疼いた身体を、 ただただ…ビクビクと震わせ続けていた。 ようやく、ショウヤが動いた。 「ラクにしてあげますね…」 言いながら彼は、 僕のモノの濡れた尖に、そっと舌を這わせた。 「はぁっ…んんっ…」 そして、そのまま勢いよく… 僕のモノを自分の口に吸い込ませた。 「…あっ…ん…あああっ…」 散々焦らされた僕のモノは、 あっという間にイってしまった。 ショウヤの口の中に、僕の愛液が溢れた。 「…はぁ…はぁ…」 それをしっかり味わい、飲み込んでから… 彼はゆっくり口を離した。 そして…恍惚の表情を浮かべて言った。 「どんなレモンサワーより…美味しいです…」 「…っ」 オカシイ… 二次元人格ショウヤ…絶対ヤバい… 思いながらも… 彼にそんな風にされることが、 僕は決して、イヤではなかった… 「もっともっと…気持ち良くなってください…」 言いながらショウヤは、 改めて僕の上に馬乗りになると… 再び、両方の乳首に指を這わせた。 「…んんっ…はぁっ…」 コリコリに固くなった乳首の尖を、 その感触を、確かめ愉しむように… 彼の指は、いつまでもそれを玩び続けた。 「…んっ…んん…ああっ…」 「ずっと…触っていたいです…」 僕の身体は、またズンズンと熱くなっていった。 たまらず僕は… ショウヤのモノに、自分の手をそっと伸ばした… 「ああっ…」 彼の身体が、ビクッと震えた。 そして…彼はピタッと手を止めた。 …あっ…しまった… 「…欲しいんだ…?」 「…」 「僕の…欲しいんですね?」 「…」   と、ショウヤは… 僕の身体をうつ伏せにして、パーカーを剥ぎ取った。 それからまた仰向けに戻して、 僕のシャツも脱がせた。 更に彼は、また僕をうつ伏せにすると… 僕の両腕を…僕のシャツで後ろ手に縛りつけた。 そしてゆっくり…また仰向けにさせた。 両腕の自由を奪われた僕を… ショウヤは…また、 それはそれはうっとりした表情で、見下ろした。 そして、ニヤッと笑った。 「…」 ああ… 二次元人格…シキさんよりヤバいわ。

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