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凌辱の打上げ(2)

「この宵待ち…すごく良かったですね…」 サエゾウ渾身の、アコースティック宵待ちを観ながら…うっとりした表情でショウヤが言った。 「でしょでしょー」 またもサエ様は、鼻高々にふふんと笑った。 「そんでまたカオルがヤられちゃうっていう…」 ドカーンとサビになった所で、もう僕は…まるで朦朧とした表情になっていた。 「サエに手酷くヤられたときの顔んなってるな…」 「ヤバいエロいー」 「…っ」 否定出来なかった… 「で、予言通りの可哀相な感じになっちゃった」 「ホントにエロいーって言われてましたからね」 「いやこれはエロいわ…」 「…っ」 もうー 恥ずかし過ぎる… 「そんでのカイさんですよ!」 「だよなーめっちゃ美味しいトコ持ってったよなー」 「だってお前たちが動かないから…」 致し方無かった風に、カイは言った。 「カイさんのサービスシーンなんて、滅多に無いから、ものすごく盛り上がりましたよね!」 「うん…すごく良かったよ」 「あ…ここで、カオルさんが…ニヤっと笑ったのが、また痺れましたよね…」 言われて僕は、MC中に、何だか会場がシーンとなってしまった事を思い出した。 「ボロボロなくせに、まだ挑発してくるみたいな」 「皆、黙っちゃいましたよねー」 単に瀕死の笑顔だったと思うんだけど… そして映像は、最後の神様になった。 「よくこんなにシャキッと切り替わるもんだよな…」 「ねー」 「あんなにズタボロだったのにな」 3人様は、半ば呆れたように呟いた。 「あー…あっ…このときのカオルさんがまた、別の意味でヤバいんですよー」 ショウヤは、画面を見ながらブルブルッと身体を震わせた。 「俺も連れてかれそうになったわ」 「あーもう…エロ過ぎる…」 曲が終わる頃に…また、画面に見入っていたショウヤの様子が…何だかおかしくなってきてしまった。 「はぁ…はぁ…」 「大丈夫?」 ハルトが、息を上げたショウヤの肩に触れた。 「んんっ…あんまり…大丈夫じゃ…ないです」 「まずはショウヤの処理か」 「そりゃーもう、ご本人がやったらいい」 サエゾウは、ニヤッと笑って立ち上がった。 「どーする…挿れたい?挿れられたいー?」 言いながら彼は、ショウヤの身体を椅子から下ろした。 「んっ…あっ…」 ドサッとショウヤを床に押し倒して、サエゾウは続けた。 「もちろん…カオルがいいよねー?」 ビクビクと震えながら、ショウヤは頷いた。 「…」 そんなショウヤを見下ろしながら、少し考えたサエゾウは、ハルトに向かって言った。 「こっち押さえといてー」 「…ん」 ハルトは、ショウヤの頭の上に座ると、サエゾウに代わって彼の両腕をしっかりと押さえた。 「はい、行くよー」 サエゾウは、僕の隣に来ると…腕を掴んで、椅子から立ち上がらせた。 「…っ」 えーまだ食べてる途中なんですけど… 有無を言わさず…僕は、仰向けに押さえ付けられたショウヤの前に連れて行かれた。 「お前のせいでこんなんなっちゃったんだからー」 言いながらサエゾウは、僕をショウヤの両足を跨って座らせた。 「ご奉仕してやれー」 「…」 はぁはぁ息を上げながら、顔を赤くしているショウヤを見下ろして…僕は、致し方なく…彼のズボンに手をかけた。 「あっ…んんっ…」 彼はビクビクと震えた。 それはもう…脱がせ辛いくらいに、いきり勃っていた。 露わになった彼のモノを…僕は両手でそっと包んだ。 「あっ…手は使っちゃダメー」 後ろからサエゾウが、僕の両手を掴んで背中に回した。 「シルくんーまたテープ貸してー」 シルクは立ち上がると…ガサゴソと戸棚を漁って…テープではなくて、柔らかいタオルを持ってきた。 「これにしとけ」 彼はそのタオルを、サエゾウに渡した。 「…ふうーん…」 何やら色々察したサエゾウは、そのタオルで僕の両腕を、背中で縛り付けながら、小さい声で言った。 「シルくんは優しいなー」 「…」 いやホントに優しかったら止めるでしょ… 心の中でボヤきながらも… 僕の身体は、段々と熱を帯びていった。 「動画撮ってあげようか?」 ハルトが、ショウヤの胸元を撫でながら囁いた。 「…んんっ…ん…」 ショウヤは…頷いてるのか、嫌がってるのか…よく分からない感じに、首を振った。 ハルトは、自分のポケットからスマホを取り出すと…それをビデオモードにして、カイに渡した。 「ここ…押せばいいのか?」 「うん」 そしてカイが、スマホを構えた。 「じゃー咥えてー」 サエゾウは、言いながら…僕の頭をショウヤの股間に押し付けた。 僕は大きく口を開けて…そこにショウヤのモノを命中させた。 「はあっ…あああっ…」 相変わらず、激しく声を上げながら… 彼はビクビクと震え…彼のモノは、更に硬くドクドクと脈を打った。 僕はそれを…自分の悦いように、口いっぱいに頬張り…舌を這わせた。 「挿れたい?」 ハルトが、ショウヤの耳元で囁くように言った。 「んんっ…ん…」 ショウヤは…今度はちゃんと分かるように頷いた。 「…」 こんなんなって… どう見てもウケ体勢なのにな… 若干網羅とした頭で、僕は思った… ま、いいんだけど…

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