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第37話 あとがき
ここまで読んで頂き、ありがとうございます!
今回は共依存の二人の話でしたが、いかがでしたでしょうか?
ラスト、私の中で伸也が透を囲いそうになってましたが、何とか踏みとどまらせました(笑)自分に依存している透が好きなんだもんね、しょうがない(笑)
さて、このお話ではとある病気や感染症が出てきたりしますが、決してその患者さんや、病気を差別したり、悪く言う意図はないことはハッキリ申し上げておきます。むしろ、未だに正しくない知識により差別されている方々がいるのを、調べるうちに分かって、書くかどうか悩みました。けれど透が自棄になったことへの戒めと、自分の病気と向き合う為のステップとして書くことに。透のように差別され、迫害されない世の中を願っています。
そして、こんなことを書くのもアレですが、透はある意味私の分身でした。小説を書く方はある程度自分の実体験などを取り入れたりするものでしょうが、このお話は私の過去と近いものを持っています。親に押さえつけられ、生きづらさを感じ、その逃げ道を探した果ての依存や自傷、すがりついた病院で掛けられた心無い言葉、自立しようと面接を受けた会社での疾患への差別……そして、自分を拾ってくれた伴侶により家族と離れ、精神的に安定する……自分の半身みたいな透が愛おしいです。透を愛せるということは、私も自分を愛せるようになったんだな、としみじみ。
そして伸也も、少しずつ依存から共存へとシフトし、透と共に歩んでいくでしょう。お互い幸せにね。
このお話、いつもよりスッキリしたラストではないので、好みが分かれるかもしれませんが、それも良しとしましょう。ただ単に一人の青年の、人生の一部を書いただけなので。
あ、それから、作中に登場する肇、リョウスケはそれぞれ別作で書いているので、よろしければそちらもお願いします(宣伝w)
肇……【はじめてのはじめ】イケメンチートキャラ✕ツンデレオタク
リョウスケ……【もてあそびながら愛してくれ】ドS眼鏡カメラマン✕ドM自己肯定感低め塾講師
では、長々と語るのもなんなので、この辺りで。
最後まで読んで頂きありがとうございました、また次回作でお会いできたら嬉しいです。
あと、感想など頂けたら励みになります! では!
2022.5.5
※番外編に続きます。
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