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第七章・2
しっかりと首に腕をまわす亜希の細い腰をつかみ、啓は自らを解き放った。
「さぁ、亜希。いくんだ」
「あぁ、あぁ、ああ! んぁ、あう。っふ、う、あぁああ!」
薄いスキン越しに、啓の熱は亜希にもたらされた。
激しい濁流の響きが、骨の髄まで届く。
亜希はもう一度、絶頂に達した。
あまりの快感に、体が痺れる。
脳が、とろけそうな感覚に陥る。
声が出るが、自分でも何を言っているかは解らなかった。
ただ、愛する人を受け入れた充足感が、いっぱいに満ちた。
「ん、はぁ、はぁ。くぅ……」
「大丈夫か?」
「う、動かないで。また、出ちゃう」
啓が身じろぎすれば、体内の硬いペニスがいい所に当たる。
快感の余韻が、新たな火種になる。
「これ以上気持ちよくなったら、僕、死んじゃいます……」
「死なれては、困るな」
啓は、そっと亜希から引き抜いた。
紅い蕾は充血し、ひくひくと疼いていた。
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