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湖畔の城 5*

 二度も吐精してしまって脱力している僕。けど、僕の穴にはコウの指が三本入ったままだ。 「リンのここはすごく上手にオレの指を飲み込んでくれてるね。」 コウの指がバラバラに動かされる。一本の指がしこりに当たり、またピリッと電流が走る。その後で三本の指でそっと抜き差しされると、自然と腰が揺れた。 それからもゆっくりと長い時間をかけてほぐされた。時折乳首も弄られ、その度にキュッとコウの指を締め付けてしまう。僕の穴は次第に入口が弛緩し、クパクパと物欲しそうにヒクついているような気がして、羞恥と快感にわけが分からなくなって来た。 相変わらず異物感はすごいけど、何かお腹の奥が熱いというかキュンキュンする。何だろう?もっと奥?しこりを指で擦られると、更に奥が切なくなる。 「・・・コウ、もう挿れて?何か奥が切ない気がする・・・」 「いいの?大丈夫?」 「うん・・・」 そう言えばかなりの時間ほぐしてたけど、コウのモノは萎えてないのかな?・・・愚問だったわ。ガッチガチじゃねぇかっ?!! コウが自分のモノに香油を塗し、僕の穴に先端をあてる。 「いい?挿れるよ??」 頷く僕の頬を撫で、軽くキスをしてから、ゆっくりと挿入して来た。 散々解されたからか、それほどの痛みはない。ただただ、とてつもない圧迫感と熱を感じる。指では届かなかった場所まで来ると、流石にコウもキツイのか先に進まない。 「リン、痛くない?ちょっとだけ拡張の魔法をかけるね?」 「そんな事出来るの??なら最初から拡張すればよかったんじゃない?」 「それだと受け入れるのは楽だけど、気持ち良くはならないみたいだからね。最小限に拡張をかけるのが一番いいらしいよ?」 コウのモノが少しずつ先に進んで来る。奥を切り開かれる痛みに声が漏れる。 「あうっ!んっ、痛っ・・・」 「ごめんリン。ゆっくりするね。」 じわじわとコウのモノが進んで来る。切り開かれる痛みはあるが、ゆっくりしてくれているからか我慢出来ないほどではない。拡張の魔法も効いているのかな?コウに深いキスをされ、体の力が抜けた瞬間に最奥まで突き入れられ、衝撃に声が漏れる。 「はぁっ!!んんっ!!」 「あぁ、リンっ!!全部入ったよ?オレのモノがリンの中に・・・はぁっ、はぁっ、ヤバい・・・あぁ、幸せすぎて死んじゃいそう・・・」 馴染むまで僕を抱きしめながら、そんな事を耳元で囁くコウ。僕まで幸せになって来る。 「ん、何か大丈夫そう。コウ、動いていいよ?」 「本当?痛かったり無理だったら言ってね??」 そう言ってゆっくりと腰を動かすコウ。 一度引き抜かれた瞬間、何とも言えない快感が走る。 「ひあっ!!」 その後、再度突き入れられ、その途中で擦られたしこりへの刺激に更に喘ぐ。 異物感はやっぱりすごいけど、しこりを擦られると体が反応する。 「あ、ぅんっ!!ヤダ、何か変??」 僕が然程痛くなさそうだと認識したコウの腰の動きが速くなる。 パンパンと肌がぶつかる音と、ズッチャズッチャとコウのモノが出入りする湿った音が僕の耳を犯す。 ・・・うん。気持ちいい・・・かも?? 快感を拾い出した僕の腰が動く。コウの腹に僕のモノが当たると気持ち良くて、だんだんと芯をもってくるのが分かる。 そんな僕の様子に気付いたコウが言う。 「気持ちいいの?嬉しい。嬉しくて堪んない。あぁ、リン、リン、可愛い・・・オレのモノで気持ち良くなって?もっともっと気持ち良くしてあげる。」 最初から弄りまくられすでに尖りきった乳首を指の腹で撫でられると、キュッと穴を締めてしまう。 「やっぱりここを触ると締まるね?気持ちいいの?強いくらいの方がいい?」 強めにクリクリと捏ねられ、ギュッと摘み上げられた瞬間、腰が跳ね、抜き差ししていたコウのモノに奥まで突き上げられた。 「ひぁぁぁぁぁぁぁっ!!!ヤダ、奥がぁぁぁぁ・・・」 乳首を摘まれたまま奥を突きまくられ、前もコウの腹に当たるし、気持ち良くてわけが分からない。怖くなってきた僕はコウの背中に手を回ししがみついた。 コウの体も汗ばんでいて、息も荒くなっているし、余裕がないのが分かってちょっとだけ安心した。 「あぁ、リン、リン、すごいよ。最高に気持ちいい。リン、好き、好き、大好き。愛してるよ・・・あぁ、ごめんっ、もうイクっ!!」 コウの腰の動きが速くなり、僕の中のモノが更に大きく膨らみ、脈打ちながら熱い熱い液体が放出された。それが内壁にビュウビュウとかかるのを感じる・・・コウの腰に足を絡ませしがみつき、背中にまわした手でもギュッと抱きしめながら、僕もまた吐精していた・・・ いつの間にかコウも僕を抱きしめていた。お互いにギュウギュウと抱きしめ合う。 「リン、リン、ありがとう。本当に本当に大好きだよ。愛してる。言葉では伝えきれないよ。オレ、幸せだ・・・」 「うん・・・僕もコウがす、好きだよ・・・」 「っ?!!リン??本当??無理して言わなくてもなくてもいいからね?!!」 「・・・無理はしてないよ。恥ずかしいけど・・・」 「あぁ、嬉しいっ!!!リン・・・」 僕の顔中にキスをし・・・ん?・・・何か僕の中で復活してないっ??!おいっ?!腰動いてるじゃねぇかっ?!! 「あぁ、リンごめん。もう一回・・・」 出された精液のおかげで滑りがよく、大きく抜き差しされても痛みはない。それどころか、ギリギリまで引き抜かれ、再度ズドンとねじ込まれるのが気持ち良くて声が漏れてしまう。 「あひぃぃっ!あっ、あっ、奥、ヤダ・・・ん、ん、んっ?!」 奥ヤダって言ったからか、途中のしこりを重点的に突いてくるコウ。何かヤバい・・・お腹の奥から何かが迫り上がっって来る感覚。  「いやっ?!やめて??何か来ちゃうっっ!んっ!んっ!もう出ないよぉ・・・」 「大丈夫。中でも気持ち良くなってるんだよ。流石リンだね。全てが優秀なんだから・・・あぁ、そんなリンがオレの恋人だなんて・・・幸せすぎて死にそう。 ほらリン、拒否しないで?気持ちいいって受け入れて?」 目の前がチカチカして来た。怖くてまたコウにしがみつく。 「はぁ、はぁ・・・何か来ちゃう・・・ヤダ、そこ、あぁっ?!あぁぁぁぁぁぁ?!!!!!」 「くっ!オレもまたイク・・・」 ・・・いつもの吐精とは違う終わりの見えない快感が体中を駆け巡る。お腹の底のキュンキュンが止まらず、更にコウの精液が内壁にかかる感覚が気持ち良すぎて、ギュウギュウに穴を締め付けてしまう。 「り、リン、食いちぎられちゃうよっ?!どこまで搾り取るのっ??!」 そんな事言われても・・・キュンキュンが止まらないんだ・・・強すぎる快感に体と気持ちがついて来れなくなったのか、そのまま僕は意識を失った。

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