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説明

翼くんと話し合った 「ゆずくんは中等部からいたわけじゃないよね…」 「うん」 「僕は中等部からいたから基本のことは知ってる!だから教えてあげるね!」 「この学園ちょっと特殊」 「まず、金持ちのアルファがカーストの1番。今、会長やってる一条 蓮(いちじょう れん)様が1番上かな」 様!?そんなにすごい人なんだ 「一条家様に気に入られたら、将来は安泰だろうね」 も、もちろん、一条家は有名だから知ってるけど…そんなにすごい人なんだね 「2番目は月城 颯太(つきじょう そうた)先輩」 「3番目は 天馬 璃都(てんま りつ)先輩」 「4番目は一ノ瀬 椿(いちのせ つばき)先輩」 「ま、そんな感じ。この方たちに1目置かれれば、将来は安泰」 「僕はもう恋人がいるから番ことは無理だけどね」 「そうなんだ」 「んで、カーストの2番目は、一般家庭や、名家で育ったアルファ」 「カーストの3番目は、名家で育ったオメガ&2番目の名家に番約束をした、オメガ」 「カーストの4番目が、一般家庭で育ったオメガ」 「こんな感じ」 「僕は、4番目か」 「ゆず!4番目なの!?」と焦ったように言う 「あちゃ~これから大変な日々が待ってるね」 「平和に過ごせれない位置だね」 そ、そんなぁ~ 「お、平和に過ごせれないってどういうこと!?」 「そ、そのままの通りだけど…」 「僕は地位は低いけど名家のアルファに気に入られたから、3番にいる」 「去年は4番目だった」 「要するにいじめられる」 ま、また? 「1年はいじめやすい対象だからね」 「それに、ゆずくん、授業料無料とかだったでしょ?」 「うん…」 「これはまんまと罠にかかってます」 「授業料無料だからアルファのストレス発散機になれってこと」 「もし、アルファに逆らったら、多額の授業料を払わないと行けなくなる」 「ゆずくんは今大変な位置にいるってこと」 「入学式は制服で行った方がいいけど、その後は体操服で行った方がいい」 「わ、わかった」 「大変だけど頑張って!」 「うん」と言ったが、不安は尽きなかった そうこうしてるうちにとうとう入学式が来てしまった

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