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運命の番との出会い
登壇してきた一条様
まだ、僕は足しか見えていない…
この距離からでもわかる足のスラッとした感じ
イケメンなんだろうなぁ~
舞台の真ん中に立ち、黄色い歓声があがる(オメガだけだけど)
黄色い歓声はだんだん落ち着き、一条様が喋る
まだ、僕はみんなの椅子で見えていない
体を捻ったりしてようやく見えた
僕の頭が痺れる
目が熱くなり、一旦目をそらす
直感でわかった
ち、違う…
僕は、ただ平穏に過ごしたいだけなのに…
どうしてなんだよ
僕は信じられなくてもう一度、一条様を見た
やぱり…
『運命の番だ』
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