みんな無言だったけど、クラスメイトノ1人が寝だしたことによってみんな寝だした ちゃんと挨拶したんだけど…。 横目で見た時みんなちゃんとやってたし 多分、アルファだけではなく学園のストレス発散機ってことだよね みんな寝てるから起こさないように小声でかおりくんに喋りかけた 「ねぇねぇ」 「ん？何？」 「そのさ、こんなことって毎日？」 「あの、礼のやつ？」 「そうそう」 「ほぼ毎日かな。授業に来ない先生もいるし」 「授業料無料ってというのは授業しないみたいなものなんだよ」 「そういうことだったの？」 「うん…。教科書さえあれば高校なんて卒業できるからね」 「それって教育委員会とかに言えば…」 「無理だよ、権力というか金というか力が働いているからね」 「そうなんだ」 「大人しく従うしかないんだ」 その後午前中の授業は授業に来ない先生や、教室に来て、生徒に一緒に寝ろという先生が居た 結局、4時間目まで何も教えて貰えることがなかった 授業なんて無くなればいいのにと思っていた中学生の頃とは違って、午前中の授業が無くなると逆にやることが無くなる このクラスはお金持っていない生徒が多数なのでスマホなんて最新のもの持っていない。だからやることが無い そんなことを考えているとチャイムが学園中に鳴り響いた やっとお昼ご飯～ あっ、そういえば お弁当作るの忘れたああああああああぁぁぁ これは食堂に行くしか無い 食堂に行ってみたかったし！ かおりくんも食堂で食べるみたいだから、一緒に食堂に行く のちに、ゆずは、食堂に行ったことを後悔するのである…。