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我がまま

この学園は僕たちオメガの勉強する棟とアルファが勉強する棟がある 突然発情期になった時とかに、アルファに襲われないためでもあるが… なんて言っても食堂が遠い アルファの棟からは近いのに、オメガの棟は遠い でも、名家のオメガはどうしてる?って話だよね スマホやらで注文したら教室まで届けてくれるそう そんな、システムもなんにもないのでお弁当を忘れたら、遠い遠い食堂に行かなければならない そして、かおりくんと10分ぐらい歩いてやっと食堂に着いた 「かおりくん、疲れたね、美味しいもの食べよ!」 「う、うん…」 その元気のない返事に少し疑問に思ったけど、かおりくんに何も言わなかった 中に入るとそれはそれは豪華で シャンデリアとか天井からぶら下がってる! 「綺麗~」 「ゆ、ゆず!早くしないと席とられちゃうよ」 「あっ、そうだった!」 辺りを見回したけど、どこも空いてなかった 振り返ってかおりくんに「空いてない~」と言う 振り返った時にキッチンの上に2階があったのがわかった 2階というか、1.5階 そんなに階段もない ん?広いし椅子あるしあそこ空いてる! 「かおりくん!後ろ空いてた!」 「後ろ?」 かおりくんが振り返る 見た瞬間「あそこはダメだよ!ダメダメ!」 「僕達は大人しく待と!」 と言われたが、お腹と背中がくっつきそうなぐらいお腹が空いてたので、我慢できずに2階に向かった 「ダメだって!」 と止められるが、「お腹すいちゃったんだもん!いいじゃん!空いてるんだし!」 そう言いながら階段を登る そして、僕の腕をかおりくんが引っ張った 「お腹すいてるの!」 「どうなっても知らないよ!」 などとやり取りをしていると、食堂のドアが空いた 食堂にいる全員が振り返る 僕もドアの方を向いた そこには……

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