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謝る
教卓の下で写真をまとめて、持ちながら黒板を消した
消している時に廊下の方がうるさいことがわかった
きっと他の生徒が来ているのだろう…。
背伸びしながらも黒板に書いてある文字を消した
戻る時に、廊下を見たら案の定、集まっている
どうせホームルームの時にこの人だかりはなくなるけど、この写真をどうするかだと思い写真を見る
僕はいじめ慣れてるからいいけど、唯くんはきっとダメージを受ける
何とか隠さなければ…。
もう時間だと思い、最後に人だかりの方に睨んで自分の席に行き、座った
座った瞬間にチャイムが鳴った
また、担任の先生は来なかったけどいつも元気なかおりくんも来なかった…。
どうしたんだろう…?
ま、まさか!?病気…。
学校が終わったら看病しに行こ
大丈夫かな…かおりくん
唯くんも見かけてないな…。と思い振り返り唯くんの方を見たら
机にうなだれていた
だ、大丈夫!?もしかしてバレた!?
そう考えるといてもたってもいられなくなりチャイムが鳴ったと同時に立ち上がり唯くんの元に行った
うつ伏せている唯くんの目の前にたち「唯くん…大丈夫?」と声をかけた
「う、うん…」と言いながら起き上がり、僕を見た
前髪から少し目が見えキランと涙が見えた
まさか「見たの?」
「う…ん…実はゆずくんより先にいたんだ。影薄いからわかんなかっただろうけど…」
見ちゃったんだ…。
というか「唯くんが地味だなんて思ったこと…」1回はあるけど、ここはいい嘘をつこう!
「ないから!それにね、1番後ろの席だし僕が見えなかっただけ!」
「ごめんね!」と謝ったら、「うんうん」と横に振り「僕こそなんかごめんね」と謝られた
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