81 / 88
文化祭
それから、5限目が終わった
ん~と言いながら背伸びをする
ま、先生来てないし、自主勉してただけだけど、疲れた~
ふと、かおりくんが目に入った
かおりくんは一条様が教室に出てから、入ってきて、机に膝をつけて手を頬に当てて、ずっとボッーとしてる
そういえば、唯くんもギリギリで入ってきたなぁ~
最初にあったように、月城先輩に担がれて帰ってきたけど、なんか、机にうつ伏せているし…。
みんな、振り回されてるなぁ~
あと、一限か…と思って時間を見たら、授業開始まで3分前
机の引き出しに入れていた教科書を机の上に置き、授業の開始のチャイムがなった
先生は来ず、また、自主勉をして終わった
やっと帰り!相変わらず、かおりくんはボッーとしてたけど、チャイムがなった時に、すごい勢いで準備して待っている
僕も準備して、ホームルームが始まるのを待った
キーンコーンカーンコーン
やっと始まったと思ったら、ガラガラ~と教室の前のドアが開いた
ん?先生は来ないはず…
と思ったのに先生が来た
なんで?と思いつつ誰も言わないため、先生を見るだけ
先生は教壇の前に立ち「じゃあ、文化祭の話するぞ~」
そのために来たのか…。先生は…
「ええっとな、今回、生徒会からこれをやれと言われたから」と言い黒板に文字を描き始めた
ん?生徒会ってことは一条様とかが入ってるのか…。
生徒会とは、トップ4で形成されている、もちろん、トップ4以外のメンバーもいるが、決定権は全てトップ4に委ねられる学園の組織
何するんだろ…。
そして、カンと書き終わる音がして文字を見る
んんん?と目を疑う
そこには、〝猫メイドカフェ〟だった
猫カフェってなに!?
「ええっとな…猫耳としっぽつけてメイドカフェみたいなものだ」
あぁ~?なんじゃそりゃ~!初めて聞いたし
「じゃあ、決定事項だから。お疲れ~帰っていいぞ~」と言い先生は出ていってしまった
猫メイドカフェってなにぃ~~!?
ともだちにシェアしよう!