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離れた
猫メイドカフェがほんとに分からない…。
こういう時はかおりくんに聞こ!
体の向きをかおりくんの方に変えて「かおりくん!猫メイドカフェって何!?」
「ん?ん~知らないや~」と言われてしまった
かおりくんでも知らないんだ…。猫メイドカフェなんて聞いたことないし…って田舎だからか!僕の地元が
でも、都会っ子のかおりくんでも知らないんだもんな!僕は知らなくて当然だ!
あっ!でも!メイドカフェなら聞いたことある!
この前、一条様にやらされたし
おかえりなさいませ!ご主人様!とか萌え萌えきゅーん♡とかのやつでしょ?
でも、恥ずかしくてそんなことできっこないよ!
もういいや!何とかなるでしょ!
よし!帰ろ帰ろ!
でも、1人で帰るのかぁ~と思っていたらかおりくんが目に入った
「かおりくん!」
「ん?何?ゆず~」
「一緒に帰らない!?」
「ん~いいよ~」と言い帰りの準備もせずにずっと頬に手を置いてどこか遠くを見ている
5限目の時から、ずーっとあんな感じだよね
なんか心配になってきた
「かおりくん!どうしてそんなに遠くを見つめてるの?」
「ん?なんでかって?」
「うん!」
「それはね~」とニヤニヤしながら話し始めた
「今日、先輩とお昼ご飯食べてたんだけど!帰りにね!土日のどっちか空いてないか?って聞かれたの!」
おぉ!良かった!
「うん!それで?」
「なんでですか?って聞いたら恥ずかしがりながらデートしようって言われたの!」
「よかったねぇ~かおりくん!」
「うん!ありがとう!ゆず~」とかおりくんが立ち上がってきて抱きついてきた
そういえば、こんなシュチュエーション前にもあった気がする…
なんか、大切なことを言われたような?
ん~ん~
なんだったけ?
かおりくんと抱きついていたのは覚えてるんだけど…
なんか言われたようなぁ~
あっ!でも、思い出せないってことは、重要なことじゃないんだよ!
うんうん!と頭の中で首を縦に振る
そして、かおりくんが離れ「ゆず!行くぞ!」と僕の見えないところで鞄を素早くとって、走って出ていってしまった
あまりの速さに「えっ!?ちょっと待って!」と止めるがだいぶ離れてしまった
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